熊野市はそんなに高地がある訳でも無いのですが、冬になると、寒冷地と暖地が隣り合わせに存在します。
私の家は、その「暖地」の海岸線にあります。
家の前が片側歩道付き、片側二車線の国道42号線・・・
その向こうが、天場が遊歩道になって居る堤防・・・
その向こうは150m位の砂利浜、「七里御浜」・・・
そして、太平洋・「熊野灘」です。
家の前を黒潮が流れているのです。
大きな湯たんぽがあるので冬でもそんなに気温は下がりません。
夏はこれが保冷剤になるので気温の上昇が抑えられます。
早いほどでは無いですが、「海洋性気候」でもあります。
平地の無い紀伊半島ですから、海岸線から一気に山が始まります。
道路も佐田坂のように急勾配で海から離れ、8Km程で峠になり、その向こうは大又川の走る盆地のような地形です。
境になる峠は低いところで海抜400m、高いところで800mほどです。
こんなに低い山に遮られているだけなのに、向こう側の土地は海抜300m程なのに、「寒冷地」なのです。
すでに、氷が張るようになっています。
この先は春になるまで、明け方は毎日のようにマイナスの表示になるんですね。
チベットほどでは無いけど、盆地の「内陸性季候」なんです。
この季候の多様性を生かせれば良いのですが、海側にも山側にもまともな平地が無いんです。
今回の一般質問に取り上げたように、「遊休農地」「耕作放棄地」だらけなのです。
私より少し年上の年代の人達が、この山間部で頑張って農業やって居ましたが、「業」まで行かなかったようです。
そして、後継者は居ません。
木本では干し柿にカビが生えるけど飛鳥では上手く乾く・・・
高菜は木本の方がすくすく育つけど、高菜漬けにすると風味が無い・・・
漬け物も木本では発酵して「沸いてしまう」けど、飛鳥五郷では美味しく漬かる・・・
あの寒い寒冷地にはそれなりの良さがあるんですね。
お茶だって山間部のお茶は美味しいんです。
私も、その寒い飛鳥で育ったのです。
学校に行く前に田んぼで火を焚いて、川原の石を焼いて針金で吊して学校へ持って行きました。
教室に暖房なんて無い時代ですから、この焼き石を「アンカ」代わりにしたんです。
地球の温暖化が始まっていませんから、今よりもっと寒かったんです。
今からの時期は、この海辺と飛鳥町小阪とで気温差が5℃くらい、大又だと6℃から7℃違います。
今21時の外気温12.5℃・・・おそらく大又は6℃くらいでしょう。
明け方は何所まで下がるのやら・・・
今夜は寒くないんですけど・・・
今日は一般質問出番です。
午前9時開始・・・
持ち時間1時間・・・
放送はZTV熊野市行政チャンネルと熊野市議会HPです。
時間が合えば見て下さい。
そうそう・・・
今回は床屋へ行ってすっきり男前になって居ます。
昨日、12月7日は昭和19年の東南海地震の日
今日、12月8日は真珠湾攻撃・太平洋戦争の始まった日 です。