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LUZの熊野古道案内

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2016年 09月 23日

熊野の旅 人的な鉱害は聞きませんが・・・ 入鹿銅山

 日本最古とも言われる紀和町の「入鹿鉱山」は基本的には「銅山」です。
 銅山のように重金属が採れるところは、「金」も採れることが多いです。
 そして、マンガン・カドミウムのような重金属も混じってきます。
 胴だけでも毒があるのに、他の重金属が一緒にでてくるので、鉱山の廃液、選鉱場の廃液などは当然それが含まれます。
 神通川、阿賀野川などの鉱害はそれですね。
 下流に農地があったり川魚を食べる習慣があったりすると、人体に影響します。
 紀和の鉱山の場合、精錬所は作られないで、鉱石のまま阿田和駅から瀬戸内に出て行ったので、垂れ流される猛毒重金属類が少なかったようです。
 垂れ流していたら、下流で熊野川の水を飲んできた新宮市にはイタイイタイ病など出たでしょうね。

 ところで、この入鹿鉱山の坑道からは有害な液体が今も出続けています。
 とても川などに流せる代物ではありません。
 「公害」という概念が社会に定着してからは、この廃液は処理しています。
 国や元の鉱山会社の石原産業などが出した金で熊野市が処理しています。
 なんと、その金額・・・ 年間800万円を超すのです。
 このままだと永久に処理続けるのでしょう。
 10年で8000万円・・・100年で8億円・・・
 平安時代から胴を採って稼いだのでしょうけど、この負の遺産処理は大変ですよ。
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 紀和にはこんな看板もあります。
 この鉱脈には金が多く含まれていたのでしょうね。
 「金坑跡」とありますから、採掘もしていたのでしょうね。
 大きな粒の金が採れるところだと川では「砂金採り」があるのですが、そんな話を聞かないので砂金になる様な金鉱脈では無いのでしょう。
 今の時期だと、「金」より「松茸」が気になりますね。



by je2luz | 2016-09-23 04:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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