昨日、9月11日、紀和町丸山千枚田の稲刈りイベントがありました。 四・五日前の天気予報ではお昼には降り出すようなものでしたが、幸いなことに良い方にずれて、上天気でした。 日差しは強いのですが、山の上ですし、風は心地良い物でした。 人出? 田植えよりどう言う訳か少ないですね。 稲刈りって「はしかい」んです。 この言葉、場所によって意味が変わるようですが、この場合、「むずがゆい・ちくちくする」という感じなんです。 稲は葉っぱにも目に見えないとげとげがあるし、稲穂にもとげとげがあります。 だから、稲刈りすると首筋とかについて「はしかい」のです。 すぐに風呂に入りたくなるくらいの時もあります。 もの凄くはしかい訳でも無いけど、気になる人も居るはずです。 だからなのかどうか・・・ オーナーさんでも田植えより来る人が少ない感じです。
この丸山千枚田は、
北川正恭知事の時、県の肝いりで山になりかけていた千枚田を復興させた物です。 平地の田んぼでも採算が合わずに耕作放棄が進む中、こんな山田が維持出来るはずは無いのです。
まさに「買うより高い米」を、もの凄い労力を入れて作らなくてはならないのですからね。
いつも書くように、「文化遺産」として残す意義以外にな価値は見いだせないのです。
文化財保護で動くはずが「観光」の看板を背負わせますね。
でも、「イベント」「参加募集」しないと人が来ないし・・・
これを日傭を払う人間でやったのでは、生で採算が問われちゃいますからね。
で・・・
今のオーナー制度を維持しないと千枚田の維持も難しくなるでしょう。
始まった時の流れで、今でも三重県庁の関係者のオーナーさんが多いようです。
初期のオーナーさんも結構なお歳になられて居るのではないでしょうかね。
津から2時間半ほど・・・
「子連れ」だった人が「孫連れ」に・・・
ふるさと納税の対象に・・・
「花火」「千枚田」
よその採算度外視みたいな魅力はないでしょうね。
本来の趣旨から言えば真っ当な使い道なんですけどね。