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LUZの熊野古道案内

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2005年 12月 08日

熊野の旅 民間信仰・山の神

 この地方は古くから山働きの多い地方でした。その関係でしょうか、山の神がいたるところに祀られています。山間部に行くと集落ごとにあります。
 祀ってあると言っても大層な者ではなく、小さな祠があるだけです。大体において小さな崖の下とか大きな岩の根元とかに祀られています。そして、小さな鳥居が目印です。
 山ノ神は神無月に四方万ノ神が出雲に集まっても地元に残るそうで、世に言う奥様の別称にも使われる神様です。したがって祭りは留守番の時期に行われたようです。地域によって月のずれが出てしまっていますが、11月12月1月になっても7日というものが多かったようです。そして普通の神様とは違うので祭りに神主が出てくることもありません。集落集落で好きなように執り行っています。農繁期の娯楽でした。
 この山の神と言う民間信仰は『山の神』=『女』=『男好き』・・・と言う発送からでしょうか、男性器を象ったものを供えてあります。これも地元の器用な人が暇なときに彫った物で上手なものや下手なものまで色々あります。
 こうした民間信仰も徐々に廃れて行っているようです。昔は山間部の住民すべてが山にかかわっていました。山持ち、山働きでなくとも、山から水を引き山から薪をもらっていました。山が荒れては生活が成り立たなかったのです。今では自宅の裏が山でも一見その恩恵には与っていないような生活になっています。それが、山離れになっているのでしょうね。子供が川で遊ばなくなり風呂の水なども川から運ばなくなって川を汚していったことと一部相通じるものでしょうね。
 玉の神のご馳走には『ぼた餅』があります。これも昔は男が作ったものだそうです。女が手を出すと山の神が怒るとか・・・


by je2luz | 2005-12-08 11:37 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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