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2016年 05月 14日

熊野の旅 シリンダー型津浪避難タワー

 昨年度予算審議では水面下で大問題化しながらも、市民の大きな力で予算が復活し、無事に出来上がった有馬地区の津浪避難施設が三箇所あり、そのうちの二つが「シリンダー型」と言われる鉄筋コンクリート円筒形の避難タワーです。
 このシリンダー型は芝園と志原尻の二箇所に建てられました。
 業者さんは数年前に小型のサンプル状の物を有馬に建てていました。
 だから採用したのでは無く、設計から工費まで含めて競争する「プロポーザル方式」と言う、今流行りの入札方法で採用されたものです。
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 「津浪避難タワー」というと、鉄製の櫓がほとんどです。
 熊野市でも新鹿の海水浴場に建てたのは鉄製のタワーです。
 丈夫そうに見えて、いかにも「避難タワー」らしいのですが、欠点は「吹きっさらし」と言うことでしょう。
 「避難タワー」は「避難所」ではなく、「緊急避難場所」で、短時間の待避所として位置づけられます。
 命が助かれば、その後は安全な高台の避難所へ・・・と言うことなのです。
 それでも、地震や津波は天気の良い日にだけ襲ってくるものでは無いでしょう。
 地震と津波に耐えられるのなら、雨風からも守られるに越したことないわけです。
 かと言って、他の工法より高くなると採用出来にくくなりますね。

 有馬の場合、修正されて予想潮位は40cmと言うことです。
 だから、市長は「2mのマウンドで良いだろう・・・」と、言い出したのですが、当初の浸水が2mだとかそれ以上だとか言われた住民からすれば、そんなもので満足出来ませんよね。
 用地まで確保してから、切り捨てたのですから・・・

 プロポーザル方式で鉄骨タワーなどの工法と競合しても、この「シリンダー型」がコスト的にも勝ったのだそうです。
 これは鉄筋コンクリートの建物ですから避難場所は上層部の窓のある部分と屋上です。
 窓のある部分=室内 です、
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 これが室内です。
 置かれているテントの中には簡易トイレが据えられています。
 どれだけの装備備蓄を置くかはこれからの課題ですね。
 しかし、機密性の高い室内ですから病人や妊婦、幼児などにはやさしい避難所になるでしょう。
 長ければ半日くらいの日何になりますからね。
 勿論、南海トラフの予想浸水の40cmなどは外階段の3段目くらいですから、その十倍でも問題ありません。
d0045383_22118100.jpg

 屋上です。
 太陽光パネルは下の階の非常照明用です。
 避難所のように生活することは想定されていません。
 有馬も高い建物がないので見晴らしはよいです。
 近々起きる「東南海地震」「南海トラフ地震」のとき、避難した人が眺める光景がこれとあまり変わらないことを祈ります。
 直下型地震にはならないはずですから、昭和19年程度なら建物の倒壊も少ないはずですが・・・

 一階のドアはすぐに壊せます。
 クリーンセンター(ゴミ焼き場)の避難所のドアもすぐに壊れるように出来ています。
 津波が来なくても後で弁償しろなんて言われませんから、非常時には破って入って下さい。

 写真では建物が歪んでいますが、実物は真円です。
 超広角レンズ12mmなので曲がるのですが、これでないと様子が撮せません。
 普段のおかしな遠近感の写真もこのクラスの超広角レンズです。
 状況説明には便利ですよ。
 ただし、フルサイズと言われるデジタル一眼レフでないとここまでのワイドは普通には使えません。
 私が普段から大きな一眼を持ち歩くのはこのせいなのです。
 60年もカメラを握っているとカメラが邪魔になると言うことは無いんです。

 
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by je2luz | 2016-05-14 04:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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