今から30年ほど前の話ですが…
大物代議士の田村元さんの肝いりで、御浜町に降ってきた大きなプロジェクト…
その名も「CCZ」
正式には「Coastal Community Zone」…と言う物で、海岸をリゾート化しようという物です。
御浜町阿田和の沖合に「人口リーフ」を造り、波を静かにし、浜を太らせ、海岸には公園やショッピングセンターやレストランも・・・
で・・・
作ったのです。
今でも、海辺には「ヤシの木公園」があり、陸地には「ピネ」があります。
「リス公園」が消え、「起請の森公園」?は誰も行かなくなっては居ますが、立派な歩道橋は先頃補修されましたね。
でも、一時期ちょっと膨れた海岸も痩せているのは、沖合の人口リーフが捌けちゃった?
もともと、木本海岸の潜堤とは目的が違い、大きな岩を放り込んだだけの物で、すぐからごろごろ転げて熊野の方まで来たそうですからね。
昨日は海も少し荒れ気味で、濁っていましたが、近年ではここで遊ぶ人も居ませんね。
以前は夏にここに「海水プール」を開設し、最初の頃は「鯛」まで泳がしていました。
御浜町にもその頃は今より子供も居たし、新宮からも来ていたようですが、砂利浜を掘ってシートでプールを作るのですから、結構コストも掛かるし…
だいぶ前にやめたように思います。
この「ヤシの木公園」は音楽イベントなどやって居ますね。
熊野の獅子岩脇の音楽イベントは場所替えしたのかな?
「ピネ」とこの公園は少しずれているのはどうしてなのかな?
ちょっと不思議な設計ですね。
ここの階段にはポット場の部分があり、「浜木綿」が植わっていたのですが、長い年月でみんな無くなり、セメントで埋められて居ます。
国庫プロジェクトでも、こうして放棄されるのです。
でも、これはまだ綺麗に残されていますね。
ヤシの木は何とか育ちますが、阿田和も「松」は枯れるだけで上手く育てられません。
こんなに独立して経っていても台風に耐えるんです。
でも、枝が無いから「防風林」にはなりませんね。
今流行りの「フラ」のダンサー達はここで踊らないのかな?
余談ですが・・・
ポリネシアでは「太っている方が男前・別嬪」だそうですね。
ヤシの木なら育ちそうだからって、花の窟・獅子岩の前に植えないで下さいね。
日本政府は明治の時に「カイウラニ」さんの亡命を断ったのだとか・・・
今、「CCZ」を検索すると、御浜町では無く石川の方のが出て来ます。
リゾートとして機能しているのかな?
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