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LUZの熊野古道案内

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2016年 02月 20日

熊野の旅 居なくなった虫たち 2

 昨日は生活密着型の虫の話でした。
 今日のは季節の風物詩だった虫の話です。

 一般的に言われるのは「ほたる」ですね。
 田舎ならどこでも一杯飛んだ蛍が絶滅に近づき、わざわざ見に走る状況です。
 昔は気味が悪くなるほど、農業用水(みぞご)や谷川の岩場にぎっしり張り付いていた黒褐色の巻き貝、「ごじな」(かわにな)がほとんど見掛けなくなったのですから、蛍の幼虫が育つはず無いのです。
 恐ろしく農薬とかに弱いのでしょうね。
 今は、その「かわにな」を放流して蛍を戻そうとしているところが多いようです。
 普通の養殖と違い、「ごじな」を大切にして居るのではなく、「ごじな」を餌とさせ食い尽くして蛍になれ…という、考えてみると残酷な・・・

 次は「イナゴ」ですね。
 夏にはみどりの「イナゴ」が秋になり稲が黄色くなるとイナゴも黄色くなります。
 昔は田んぼの畦を歩くだけで、「ザワーッ」っとイナゴが飛んだものなんです。
 一時期はこのイナゴも農薬に追いやられ、川原の原っぱで、硬くてまずいススキなどを食べて生き延びて居たものですが、農薬の制限などで少しだけ田んぼに戻っているようです。
 このイナゴ・・・
 私が子供の頃にはおやつでした。
 学校帰りには、「肥後の守」を使って自分で作った竹串に「イナゴ」を串刺しにしながら帰り、醤油を付けて炭火で炙って食べたのです。
 すごく美味しかったのは、身体が「蛋白質」を欲しがっていたからかも知れません。
 今で言うなら「残留農薬」もあったはずです。
 シラミ駆除同様、私達の世代は「農薬耐性人間」になったのか、長生きです。
 このイナゴ・・・
 いまでは「珍味」でちょこっと串に刺した佃煮などがお高い値段で出て来ます。
 時代ですね。

 木本海岸から消えた虫・・・
 「オニヤンマ」です。
 ヤゴは井戸川・西郷川で育ったのかと思いますが、夏の夕方には浜の上空を覆い尽くすほど飛んだものです。
 これを捕るのは「タマ・捕虫ネット」では無く、30cm程の糸の両端に豆や小石をくっつけたものでした。
 こいつを空になれるとm「ヤンマ」は虫と間違え追いかけ、糸に絡まって落ちてくるのです。
 これは、捕ったからって食べるわけでも、飼うわけでも無かったですけど、何しろでかくて格好良かったです。

 大又川から消えた虫・・・
 「とびけら」です、
 幼虫の「がろじ」(ざざむし)が激減して居ますから、成虫も激減して居ます。
 これも夏の終わり頃かな? 一斉に羽化して川沿いを飛んだのです。
 夕方はぶつかってくるので橋など渡れないくらいだったのです。
 つまり、川から魚の餌の虫が居なくなってきたと言うことなのです。
 今の大又川で釣りをすると、かわいそうなくらい小さな「ウグイ」「ハイ」ばかり釣れます。

 家の周りから消えた虫・・・
 「蟻地獄」・・・
 「うすばかげろう」の幼虫だそうですが、小さなすり鉢状の巣を作り、蟻など落ちると底から身体の割りに大きな口を広げて捕まえました。
 面白いのでわざわざ「ありんこ」を落としたりしました。
 建築様式が変わって、家の周りの「犬走り」などがコンクリートになり、乾いた土の部分が無くなったので巣を作れなくなったのでしょう。
 もともと、ゴチャゴチャ居るものではありませんでしたけどね。

 私はそんなに虫が好きでも無いし、姫君では無いので虫をめずることも無かったです。
 まして、蜻蛉を見て日記を書くなんて思いも付きませんでした。

 やっぱり、印象的なのは、「イナゴ」ですね。
 なにしろ・・・
 「美味しかった」ですから…
 「イナゴ」は「蝗」で、虫の皇帝です。
 でも、味は、柳の虫の方が美味しいかな?
 「蜂の子」も旨いし・・・
 オーストラリアのありんこの蜜も飲んでみたいですね。
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 まだ田舎の生活がこんな風景だった時代の話です。
 だから、大きくなっても何でも食えます、どこの国だってこの頃の日本より豊かです。
 Made in Japan はまだまだまともじゃ無かったのです。
 半世紀ほど前のこと・・・
 なぜ忘れてしまうのでしょう?

    

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by je2luz | 2016-02-20 04:16 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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