LUZの熊野古道案内

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2016年 02月 13日

熊野の旅 ひまえ道 そして 三世一身法

 熊野市木本町には本町通りともう一本の横道との間に。狭い、幅3尺に満たないような路地があります。
 親地町から新出町まで、途中で少しグイチになってずれるところはありますが、同じように家の裏口を繋いで走っています。
 筋が通った道にしてはいかにも狭い造りなんです。
 人呼んで「ひまえ道」
 今では「迫・せこ」と呼ぶ人の方が多いかな?
 言い伝えでは、女性差別につながる道なんです。

 少し前まで、女性が月の物の時は忌み嫌われました。
 古代ではそうでも無かったとか言いますが中世からそうなっちゃったようです。
 地方によっては、田んぼや川原に小屋が建てられていて、月の物の間はそこに寝泊まりし家には入れないとか・・・
 不思議ですね。
 そんな所でも最初に娘に月の物が来た時には赤飯炊いて祝うとか・・・
 この木本でも、月の物の間は母屋に入れず納屋のようなところに隔離した時期や家があったのだそうです。
 そして、家の水で行水も許されず・・・
 家の裏からこの路地に出て井戸川まで清めに行ったのだとか・・・
 勿論、日が暮れてからですけどね。
 何しろ「月の障り」なんて言葉が通用したのですからね。
 今の嫁さんにそんな事言ったら、亭主が納屋に押し込められるでしょう。
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            Zeiss Contaflex 35mm TRI-X D76二倍希釈現像
 日本の一番えらい神様は、「天照大神」だそうです。
 あの神様「女性」なんですよね。
 なのに天皇は男性???
 どこですり替わったのでしょう?
 そして、今の社会は少し正常になっているのかな?
 今でも、女性をあがめるのが嫌な男が意味も無く暴力ふるっているのでしょう。
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 写真は新出町の「ひまえ道」です。
 以前はこうした通りに「一杯飲み屋」「小料理屋」が沢山あって、この外れの「ひまえ道」にもあったのです。
 私が東京から帰った頃にはあったと思います。
 路地裏の安い店ですね。
 最後まで残って居るのは反対側、二丁目裏の「すぎむら」みたいです。

 この「ひまえ道」は、「ワンコインガイド」の人などは「木本町案内」では通るようですが、この新出町部分はあまり通らないようです。
 先日通ったら、右手の岩山「要害山」の竹が倒れてきて通りにくくなっていましたので、ノコギリを持って排除しておきました。
 昔はこの竹を切って物干しに使う人も居たのですが、今は皆無です。
 竹藪には持ち主が居るのですが、そんな時は無断で切って居ました。
 でも、役所がまとめて排除しようという時は所有者の了解が要ります。
 使い道が無いし、ここに住んでいませんから、切る許可は呉れますが、管理義務は果たせていませんね。
 通路の確保ですから町内会長の判断で無断排除しました。
 今の田舎では、こんな事例だらけです。
 相続放棄になる家屋敷もどんどん増えるでしょう。
 新しい法律では相続しないで放置しても、空き家が「危険家屋」になると相続人に責任が発生します。
 きちんと放棄しようにも、田舎の自治体は物納を認めないことが多いです。
 熊野市も基本的には受け取らないと言います。
 固定資産税は掛けますけどね。
 相続人が「ただでも要らん」という物件ですから、自治体も「呉れても要らん」になるのです。

 法律を実態に合わせ、「放棄地無条件国有の法」なんてしないと納まらなくなるかも知れません。
 「三世一身法」「墾田永世私財法」なんて歴史に出て来ましたが、土地がきちんと台帳が出来、私有されるようになったのは明治期???
 と言うことは・・・
 「三世一身法」みたいなもので、四世目には国に戻って良いのかな? 
 ド田舎だけの話とも言えないでしょう。

 田舎から都会に出ておられる方・・・
 「あなたは田舎の家屋敷要りますか?」
 僅かとは言え税金は掛かるし。家が傷んだら撤去費に数百万掛かるし・・・
 売ろうにも売れないし・・・
 自治体に寄付しようとしても断られるし・・・
 「ふるさと納税」に物納は無いし・・・
 他人事では無いのですよ。

    

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by je2luz | 2016-02-13 04:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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