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LUZの熊野古道案内

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2016年 01月 29日

熊野の旅 寿司好き文化

 随分薄れてきたようですが、やたらと寿司を食べるのがこの辺の習慣でした。
 年の初めは雑煮と寿司で始まったものです。
 「屠蘇」なんて臭い酒はあまり飲まれないで、御神酒は普通の酒の家が多かったようです。
 
 正月と言えば、寿司が毎日でました。
 お節もありましたが、主食は寿司でしたね。
 「サイレの寿司」は「もろぶた」に一杯作ったものです。
 家族が多いとか以前の問題で、とにかくたくさん作ったのです。
 一人何匹もなんです。
 そして、海苔巻き・昆布巻き・あげの寿司(お稲荷さん)・伊達巻き・・・
 これレモ寿司箱何段も作ったのです。

 お節とかも縁起物という意味の他に、正月三が日とか料理しなくて良いようにと言う意味合いもあったようです。
 昔は、本家に行ったり、嫁の郷へ行ったり、親戚へ行ったり、やたらと他の家にお邪魔するものだったのです。
 子供にとっては「お年玉」というのがあるので結構嬉しかったものです。
 その前に「お礼」と言って、本家や嫁の郷などに鏡餅を持って挨拶に行くのですが、これも子供の仕事で「お年玉」を貰う絶好の機会でした。
 沢山年玉を呉れるところは、みんな行きたがりますが、年上には勝てないので私のような次男坊は少なくて遠い所が割り振られましたね。
 他所へ行ってもお節とお寿司・・・
 三日目には飽きちゃいますが、それでも続くんです。
 飽きたなんて言えば食うものは無いし・・・

 正月だけでは無く、何かあれば寿司を作って居ましたね。
 運動会もお弁当は重箱で「あげの寿司」「海苔巻き」「昆布巻き」など子供のD好きなもの・・・
 私が子供の頃は卵が高かったので「卵焼き」なんて贅沢でした。
 運動会になると巻き寿司の芯は子供向きに「桜でんぶ」が多くなります。
 運動会シーズンは春も秋も「サイレの寿司」ではありませんでしたね。

 遠足も寿司が多かったものです。
 子供の好きな「あげの寿司」を持ってくる子が多かったです。
 運動会や遠足の前になると「田舎の百貨店」みたいなお店には『あぶらげ・アゲ」が一杯並んだものです。
 一枚のアゲで二個作れますが、子供が100人居れば600個は食べますからね。
 親から爺婆まで・・・
 今のように料理屋の弁当なんて持って来ません。
 全員「愛情弁当」だったのです。
 貧しくったって、日本中、「愛情弁当」で育ててくれたのです。
 昔だって酒乱の旦那は居たし、母ちゃんも子供も泣く家もあったのですが、それでも「父ちゃんが好き」「母ちゃんが好き」だったのです。
 私の父ちゃんは大陸で戦死したので運動会などでは淋しかったですけどね。

 折に触れて前に書いたような寿司も作って食べる土地柄でしたが、握りを作る「寿司屋」も木本はやたらと多かったのです。
 「初音」という寿司屋を筆頭に一杯あるのですが、この辺の人は「シビの寿司」が好みでした。
 「シビ」=「マグロ」
 でも、本マグロはあまり好まれず・・・
 トロもあまり好まれず・・・
 ひたすら真っ赤なシビを食べるのでした。
 「初音」ではシビもタコもイカも「たれ」を塗ってありました。
 良いシビが無いと店を休む偏屈な親地でした。
 でも、あんな良いシビにたれを塗っちゃうって・・・関西なのかなあ???
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 そんなの寿司を好きな土地だったのに、30年ほど前から家庭では作らなくなってきたし、寿司屋も20年ほど前から減り始め、ほとんど無くなりました。
 「初音」「奴寿司」「くるま寿司」「東京寿司」「松屋」「千代寿司」「幸寿司」・・・もっとあったような・・・
 回転寿司は二軒進出していますが、そこの出すのは「マグロ」で「シビ」では無いですね。
 それに、ご多分に漏れず、ここでも「サーモン」を食べる人だらけです。
 「サーモン」ならまだしも、得体の知れない寿司が回っていますからね。
 寿司天国もどこかへ行っちゃったようです。
 それでも、スーパーでサンマの「すしな」が売っているのは、この辺らしいです。
 
 背開きにして、骨をそぎ落とし、小骨を取って酢で絞める・・・
 冷たい水しか使えないし、結構大変な下ごしらえです。
 スーパーでパックしたのを買ってきて、「寿司酢」で寿司飯を作ればインスタント的に「サンマ寿司」は出来ます。
 ほんの少し、ゆずとかを加えて作れば「サイレの寿司」を家でも作れますよ。
 残念ながら「小鰺」「うるめ」は「すしな」は売っていないようです。
 パックしてあるので「クール」でなら送れそうです。

    

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by je2luz | 2016-01-29 04:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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