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LUZの熊野古道案内

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2016年 01月 22日

熊野の旅 熊野市の名所・名勝 6 大又川 1

 熊野市には何本か川があります。
 海の側の川は山に降った雨がすぐに海に出てしまうような短いものばかりです。 
 裏側に降った雨は、全部、熊野川に集められ新宮で海に出ます。
 随分遠回りするのです。
 その熊野川の支流の中で比較的長く近づきよいのが、「大又川」です。

 源流は尾鷲との境の「矢ノ川峠」、下北山との境の「備後の谷」などです。
 「矢ノ川峠」は旧国道42号線が越えていたところですから。こちらの谷のそばには「矢ノ川道」があるのですが、今は通れないはずです。
 国道42号線「大又トンネル」の熊野側で、道が分かれていますが、舗装道路で緩やかに右に曲がっているのが42号線で。ほぼ真っ直ぐな舗装道が旧矢ノ川峠越えの国道だったものです。
 UPの左手の橋を渡ると備後方面です。
d0045383_2201960.jpg

 国道改修で、「大又トンネル」「矢ノ川トンネル」が抜けてから、この道で808mの「矢ノ川峠」を越えることは無くなりました。
 確か、私が昭和44年(1969)に43年式コロナ1600Sで東京から帰ってきた時、暫定の形でこの新トンネルを通りました。
 その後暫くは峠道も通れたのですが、災害などで崩れても直して呉れなくて通れなくなっちゃったのです。
 矢ノ川峠でのアマチュア無線運用でこの道をジムニーで登っていたのですが、最後は崩れて道が半分しか無くなったところを無理矢理通って、細かい木をへし折りながら登りきって、頂上付近で仕事していた人に「あんた、どこから来たんじゃ!」とびっくりされました。
 ひょっとして、最後の峠越えを敢行したのは私なのかも・・・
 その崖下を写真の谷が遡っているのです。
d0045383_21293160.jpg

 この上流には民家も農地もありません。
 まさに「清流」なのです。
 この日は魚影はありませんでしたが、アマゴなどが居るはずです。
d0045383_213352100.jpg

 こちらが下流方向です。
 ここからは、飛鳥町小阪佐田までは国道42号線と共に下ります。
 そこからは国道309号線沿いに五郷町桃崎東郷までくだり、その先は「七色ダム湖水」になるのです。
 この区間は集落の間を流れますが、硬い山を削って進んだ川なので、川はかなり下がった所にあります。
 田畑や家は一段上で、ほとんどのところには「堤防」なんてありません。
 耕地面積もほんの少しです。
 それでも、一時期は農薬や生活排水で川が傷みました。
 中性洗剤、DDT、スミチオン、ボルドー液・・・日本中の川や湖を殺し掛けた時代ですね。
 その少し前、戦後すぐくらいまでは、この川を汚す人は居ませんでした。
 日本の田舎の普通の暮らし、洗い物も風呂水も川で汲んでいました。
 支流の谷では飲み水も・・・

 また、川は生き返りつつあります。
 住民の大きな意識の変革と、言うよりは、「過疎」のおかげの方が大きいように思います。
 人口はピーク時の半分も居ませんし、耕作面積も半分以下・・・
 悲しい話ですが、あと10年すれば人口も農地も更に半減???
 何はともあれ、川はきれいになっています。
 もともと、雨で増水した時以外は濁らない川なのです。
 濁っても雨が止んで少しすれば澄みます。
 石がひっくり返るほど水が出た後は、川底が真っ白で、澄み切った水が勢いよく流れ下ります。
 素晴らしいですよ。

    

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by je2luz | 2016-01-22 04:20 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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