今年の初冬の気温は不安定です。
暖めたり冷やしたり・・・
身体の訓練には少し動きが大きすぎる気もします。
この辺りは、寒いと言ってもまだまだ道路が凍結するとか雪が降るなんてありませんけどね。
北風だって、何枚も重なった山並みが防いでくれるので上州のようには吹きません。
かかあ天下は同じなのかも知れませんけどね。
私はかかあが居ないので、一人天下です。
熊野はさほど寒くないし、冬になっても名物の鍋料理なんて知りませんね。
物が無かった頃には「さいれのじふ」・・・「サンマのすき焼き風」なんてのが食べられていました。
あまり鍋向きじゃない魚みたいに思います。
子供の頃に出て来ましたけど、好きではありませんでした。
野菜が美味しくなるほどのダシも出ないし・・・
でも、「カシワの鍋」よりはましだったように思います。
昔のカシワは今の熊野地鶏が「飼育期間を延ばして味を出している」と、説明するのを遙かに超えて居ました。
鶏をしめてカシワにする時・・・
鶏が卵を産まなくなってから・・・
この呼び方は叱られるかな???
「ばば鶏」になってからです。
熊野地鶏より何年も長く買っていますから、味はたっぷり、身も締まるのを通り越して・・・
脂は黄色く・・・
苦手だったのです。
かと言って、「牛肉」なんてのは贅沢ですしね。
熊野には「たら」「さけ」「あんこう」なんて魚はなかったです。
前の海は深いのだし、「あんこう」くらい見掛けても良さそうなのに見ませんでした。
「あたがし」「はげ」「まんぼう」「まんだい」なんて鍋にしたのでしょうか?
山育ちなので知りません。
土地もそんなに肥えていないように思いますが、「蕎麦」も普及していなかったように思います。
「きび」は作って居る家がありました。
キビの入った餅は貰ったことあります。
餅と言えば、何事があっても餅を搗き、人が集まる時には餅を撒く土地ですから、そこそこ餅のシュル宇井はありましたね。
白餅・餡餅・よもぎ餅・栃餅・キビ餅・・・
昔はくず米で量を増やした「せ餅」なんてのもあったようです。
管理が悪くてうるち米が混じっちゃったのを「ダンス餅」なんて呼んでいましたが、語源は???
ここは関西ですから、「雑煮」は「丸餅」です。
でも、今ではスーパーで買ってきた「切り餅」を使う家が多いかも知れません。
切り餅の方が焼くのも楽なんですしね。
我が家は「味噌雑煮」ですが、子供の頃は「おすまし雑煮」でしたから、混在していたようです。
鏡餅はスタンダードに二段です。
下に「裏白羊歯」をしきますが、絵本のような昆布や伊勢エビなんて乗っていませんでした。
大きな鏡には「だいだい」小さなのには「とみかん・原種のようなやつ」を乗っけました。
こんなのも、地方により、集落により、家により違ったのでしょうね。
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