前にも書きましたが、熊野古道を散策したり、山歩きしたりするのはこれからが良いシーズンです。
南紀は太平洋側の中でも、日本の背中に走る山塊を越え、更にもう一度紀伊山地を越えた南側です。
冬の雪や風は北のシベリアや朝鮮半島から来ます。
と言うことは・・・
一度背骨に当たって雪を降らせ気温も上がり、更に京都や奈良を越えて大台山系にぶつかって残りの雪も降らせちゃいます。
日本海側より遙かに天気が良いですし、京都や奈良よりも晴れが多く暖かなんです。
「熊野古道」を歩くのは例え陽が短くてもお天気じゃ無いと今の人はつらいでしょう。
ほとんど信心心が無く、ハイキングなのですからね。
昔から、蟻の熊野詣でと言われた割りに行き倒れなど無かった様です。
神志山には「巡礼の碑」があり、親子の巡礼の行き倒れを供養しているようですが、そんな悲しい言い伝えは少ないようです。
大吹・松本・横垣・風伝なんてほぼ南向き斜面です。
北風は山が防いでくれますから、凍えるなんてありません。
峠道でも「道が氷ってこける」なんてのもほとんどありません。
そのかわり、こうした峠道にはほとんど水場がありません。
それに、お店もありませんから、水と弁当は用意して下さいね。
「道の駅くまの鬼の国」は残念ながら閉鎖なりましたが、木本・井戸・有馬・市木などにはコンビニやスーパーがありますし、駅の近くには弁当屋さんもありますから、仕入れることは出来ます。
でも、田舎の遍路道ですから下調べはしてきて下さいね。
古道歩きの人を飢えさせなくするような茶店はありません。
そして、残念ながら古道歩きの人相手に店を開いても商売にはなりません。
一つ一つの峠は小さく短いので、途中でへたってどうしても休まなくてはならない何てことが無いのもいけないのですね。
飲み物と弁当さえ忘れなければ快適なコースです。
11月から3月末までが良いでしょうね。
寒くてよそには行けない時期・・・
1.2.3においでになってもここは天国です。
名物の高菜もサンマもこの時期がベストなんですよ。
11.12はミカンも美味しいです。
美味しいミカンは「小さいやつ」ですよ。
地元の人は「L・LL」なんて喜びません。
小さくて皮が柔らかなの・・・
大きくてぱりっとしているのは美味しくありません。
ご進物用です.
小さくて、つんつんって突っついたら柔らかなの・・・
まるで女の子と一緒ですね。
なんて言うと「美人」に叱られそうです。
だから、美人はよそ行きなんです。
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