LUZの熊野古道案内

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2015年 11月 04日

熊野の旅 高速道路開通と昔の夢

 昨日。飛鳥町飛鳥神社例大祭で大又の集会所に手掛け、餅撒きの写真を撮影していて昔からある看板がやたらと目に付きました。
 20年以上前に設置したように思うのですが・・・
 「高速道路を紀伊半島へ」と書いてあります。
 ごらんのようにどでかい物で、国道42号線からまともに見えるようになっています。
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 「紀勢自動車道建設促進三重県期成同盟」なんて、名前の団体が挙げっぱなしにしています。
 この高速が「熊野尾鷲道路」と言う名で尾鷲と熊野を結びました。
 そして、この飛鳥地内の42号線からはほとんどの車が消えました。
 予測したとおりなのですが、この当時の飛鳥の人達には、高速は夢だったのです。
 一部の人は飛鳥に高速道路が通り発展するなんて思った人まで居ます。
 しかし、この道路が現実味を帯びだした時には、「絶対に飛鳥は通らない」のが確定したのです。
 作る理由が、「冬季には積雪で通れなくなり、雨期には豪雨で通行止めになる区間を解消するため」だったのです。
 通っても、山の中腹を走りますから、大又でも小阪でも通る側の集落が消えることになるし、乗ることも降りることも出来ない道路は何のメリットもなく騒音や振動が貰えるだけです。
 機会があって、これを説明すると「そんな情けないものなんかえ?」などと言われました。
 それでも、多くの人が「高速道路」という格好良い響きに夢を見たのです。

 この二十年ほどで沿線の人口は激減しました。
 幼年人口 5.5% 生産年齢人口 44.6% 
 前期高齢者 21.9%  後期高齢者 28.1%
 これが山間部の年齢構成です。
 高齢者が49.9%  半分居ます。
 10年経つと今の前期高齢者が後期高齢者になり、後期高齢者の半分以上が居なくなります。
 前期高齢者への繰り上がりは減りかけますが、人口の減少によるもので、改善ではありません。
 こんな社会だと、高速が来なかったデメリットは救急搬送が少し遅れることでしょうか?
 よそへ遊びに行くなんてストローに吸われることもあまりないお年寄りだらけです。
 でも、良いことなどあまり無いのは確かです。

 熊野の山間部って、さほど山は深くないです。
 飛鳥・五郷だと熊野大泊インターで降りれば、都市部と違い信号や停滞はありませんから10分から30分以内で着く範囲です。
 大泊インターはワンウェー・片肺インターで、乗るのも降りるのも北向き、名古屋方面だけですが、よその人の流れはそちら向きですからさほどの不便は無いでしょう。
 地元感覚だと、将来新宮と結ばれた時には、そちら向きの乗るには久生屋まで行かなくてはならないので、少し不便を感じることもあるかと思いますが・・・
 でも、熊野から新宮だとこの延長の高速に乗るメリットはあるのかどうか疑問です。
d0045383_2042680.jpg

 「インターから便利な田舎」を売りにするしか無いですね。
 よその田舎は結構インターから遠いです。
 名古屋から200Km3時間・・・インターから30分  合計は遠くないのです。
 農業やるほど農地は無いけど、農業を楽しむくらいの広さはあります。
 なんなら、「またぎ」気取りになる気の人も良いかもしれません。
 ハンターが底を突き掛けて居ますから・・・
 地元に馴染み、山を覚えるのに5年では足りないかな?
 10年掛かる人だと、若いうちに来てくれないと役に立つ前に足が弱って・・・

   

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by je2luz | 2015-11-04 04:20 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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