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LUZの熊野古道案内

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2015年 10月 06日

熊野の旅 浜が太っているけど・・・

 木本海岸の潜堤が完成してから完成した部分の浜が急速に太りました。
 波打ち際も急斜面になりました。
 潜堤の工事を始めるまでは堤防の出口から海まで、一直線に下っていたのですが、今は二箇所くらいの段が出来ています。
 これでも、かつての木本の浜よりは砂利が少ないのです。
 多かった時には、浜への出口からは海が見えにくいほど真ん中辺で盛り上がっていたのです。
 
 私が子供の頃や高校時代だと、熊野川水系総合開発のダムが工事中や出来たばかりで、下流にはまだ土砂があったので、「痩せるぞ!」と言われながらも猶予されていたのです。
 あれから40年・・・
 熊野川からの砂利の補給はほぼ止まってきました。
 減った理由の一つに、和歌山県が熊野川から石・砂利の採取を許可し続けたのもあるんです。
 学者や地元が心配しても意に介せず続けさせましたからね。
 ダムを造り、砂利まで取らせる・・・
 「これぞ行政」「これが政治」という見本のようなものでした。
 追い打ちを掛けて「突き出し港・鵜殿港」の建設ですからね。
 井田海岸などどうしようも無いような浸食状態です。
 
 最下流の木本海岸はこうして何とか養浜に成功しています。
 しかし、何時までも続きませんよ。
 河口から20Kmもあるので、減りながらも今は砂利が寄ってきているから太れるのです。
 CCZで養浜効果も狙って暫くは太っていた阿田和海岸が痩せています。
 隠岐の人工リーフが捌けたのもあるでしょうが、確実に痩せ続けています。
 木本の潜堤も砂利を完全に停めているわけでは無いです。
 少しずつは深みに落ちて行きます。
 つまり、JALが来なくなればやっぱり痩せます。
 その時には人力では打つ手がありません。
 大井川河口とか全国で海岸が100mも余って後退しています。
 木本で海岸が200mも後退したら、町も道路も無くなります。
 そんなに遠い話じゃ無いかも知れません。
d0045383_17292754.jpg

 太るとカルバートの排水口が砂利で塞がります。
 まだまだ台風シーズンです。
 井戸の人は心配します。
 今年何回目の開削でしょうね。
 一日では出来ていません。
 出口付近は動脈硬化状態です。
d0045383_1734934.jpg

 塞がって困るねえ・・・
 でも、カルバートが海中に折れて消えるような事態になれば、井戸川があふれるより、国道も消えて井戸の住宅地も住めなくなります。
 自然の力はすごいです。
 ダムを取り払っても回復するには数十年・・・
 そして、山と谷に作った砂防ダムも撤去しないと駄目なんです。
 自然に任せ、流域は適当に水害に合い続けないと自然の浜は戻らないでしょう。
 えらいことです。

    

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by je2luz | 2015-10-06 17:39 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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