LUZの熊野古道案内

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2015年 08月 25日

熊野の旅 尾鷲と熊野 人の流れ

 尾鷲と熊野は隣り合わせです。
 同じ紀州です。
 でも、昔から言葉も違うし気質も違うし、あまり交流はありませんでした。

 昔は陸路では「熊野古道・伊勢道」で延々と歩いたものです。
 そして、大正時代には道路が少しずつ出来て来ましたが「矢ノ川峠」に道が付いたのはずっと後になり。1927年(昭和2年)に峠に索道(ケーブル)が作られ紀伊自動車なんて会社が客を運んだくらいです。
 道がつながったのは1936年(昭和11年)です。
 ようやく、省営バス(国鉄バス)によって、普通の人が行き来出来るようになったのです。
 もう一つは海路、巡航船で結ばれていましたが、これもこの熊野灘ですから欠航するし・・・

 こんな風ですから、峠を挟んで背中合わせなのに以外と馴染みの無い町でした。
 バスがうんと良くなってからでも、国鉄紀南線は42Kmを2時間40分掛けて走ったのですから、ちょいと隣町まで・・・では無いですよね。

 紀勢線がつながってもあまり交流は増えませんでした。
 熊野、木本にしてみれば、隣に新宮があるので買い物などはそっちに流れました。
 高速が出来て少し流れが変わったのですが、熊野の人は一旦走り出すと、尾鷲を通り越して松阪方面まで買い物に行っちゃうようです。
 尾鷲に「コメダ珈琲店」がで来た頃は随分熊野の人も珈琲を飲みに行っていましたが、落ち着いてくるとあまり熊野の人に会いません。
 新宮にも出来ましたしね。
 私は皆さんがあまり行かなくなった頃から「珈琲を飲みに」?行っています。

 でも、この8月27日から暫くは熊野の人が尾鷲に向かうかも・・・
 少し前に載せたかと思いますが、大型家電チェーンの「K'sデンキ」がオープンするのです。
 既に熊野にもある「エディオン」は尾鷲にもあるのですが、大型家電店が二店舗並ぶのです。
 まあ、家電ですから物珍しさで出掛けてもみんなが買うわけでは無いでしょうけどね。
 私は行っても買うもの無いです。

 大手ですから勝算あっての進出だと思うのですが・・・
 数年で目下工事中の高規格道路の尾鷲北インターと尾鷲南インターの間がつながります。
 つまり・・・
 尾鷲も橋台の町みたいになっちゃう可能性が大きいのです。
 尾鷲より北、中心に近い方の紀北・度会などの住民って北に向かう習慣が付いているので中々南には走りません。
 尾鷲の人が滅多に熊野に向かわないのと同じです。

 この様に人の流れって徐々には変わるのですが、中々根本的には変わりません。
 外れの人は何の疑問も無く中心に向かいますが、真ん中の方の人は外に向かう気持ちが起きにくいのです。
 紀勢本線が全通して、熊野・南郡の子供は軽い気持ちで名古屋どころか東京に出るようになりました。
 私の学年なでは第一陣です。
 私を含め東京の大学に進んだ者が一気に増えました。
 そして、高速がつながって、熊野や南郡からは買い物どころか食事だけのためにでも松阪・津や名古屋まで走る人が増えました。
 あっちから、熊野や新宮へ買い物に来るわけも無し、食事にだってほとんど来ません。
 何所でも起きる「ストロー現象」ですが、高速完成を褒め称えた偉い人達は知らん顔ですね。
 手の打ちようが無いのは解りますが、褒めること自体が間違いなんですけどね。
 「えらいことになる!どうしましょう?」と相談するのが普通なんですけどね。
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 今、測量中の高速・熊野道路が出来ると、熊野も置いてきぼりです。
 段々減ってくる世界遺産熊野古道の客も尾鷲は当然パス・・・熊野も久生屋金山ICまで直行し、観光バスは似写真化が完成する311号線を使って「本宮大社」へ直行します。
 昔の古道巡礼の人が歩いたように、有馬から本宮道経由で本宮へ・・・本宮から川沿いに下って新宮・速玉神社、そして海沿いに那智山へ・・・
 三山めぐりを終わったバスが御浜街道を北上しますが、そのバスをいかに花の窟神社や鬼ヶ城に立ち寄らせるか・・・
 具体的に社のある熊野三山対拝殿も無い原始宗教の花の窟神社・・・
 かなりしんどいPR作戦ですね。
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 1957年(昭和32年)木本・脇の浜に入稿する巡航船
 OLYMPUS 35S 1.9 NEOPAN SS

    

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by je2luz | 2015-08-25 04:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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