新・熊野市が誕生して半月、新市長も誕生しました。
新がついても人口は千人余り増えただけ・・・老齢化はさらに進行しました。
本当なら「日本の夜明けだ」ではないですが「熊野の夜明けだ」と言うべき時期ですが、少し肌寒い夜明けです。
冬の海は穏やかです。まるで湖のような日もあります。北風が強い日は風波が立って海が白くなりますが波打ち際ではさほどの波になりません。
日本海では北風に釣って海が岸に向かって吹き寄せられます。しかし、ここでは北風によって海は陸から引き離されることになります。だから、沖が真っ白になるほどでも岸辺の波の大きさは大したこと無いのです。
この穏やかさは春まで続きます。
「ひねもすのたり のたりかな」・・・そのとおり、太平洋は居眠り状態です。
水温は黒潮のおかげで余り下がりません。この水はここに居るのではなくどんどん流れて居明日。岸辺ではさほどでもないですが、沖に出ると自転車より早く流れています。南方で温められた海水がこの速さでくるので冷め切っていないのです。
これからの真冬になって、朝の気温が落ちると、海の表面からお風呂のお湯のように湯気が立ち上ります。