先年、九州新幹線の開通で観光客の流れが随分変わりました。
そして、先頃「北陸新幹線」が開業して金沢まで2時間28分・・・首都圏の観光客の動向に大きく影響したようです。
さらに、今年度末までには「北海道新幹線」が「函館北斗」まで走ります。
ここまで東京からの所要時間は4時間10分ですか・・
熊野より新宮よりうんと近いんですね。
ゴールデンウィークなど北陸への入り込み客がうんと増えたそうです。
人間、新しいものには興味を持ちます。
行ってみたい、乗って見たい・・・
これは北海道新幹線用の車両ですね。
こんな味気ない奇妙な車両でも客は引きつけちゃいます。
北陸は富山湾の魚・黒部ダム・宇奈月温泉・蜃気楼と金沢加賀百万石城下町・金沢城・兼六園・加賀温泉郷・比叡山などを束ねて一大観光ブロックを形成しようとして居るようです。
道路の方でも、第二東名・第二名神・第二名阪など大動脈の強化が進んできました。
これは、東京からここが近くなったと言うより、関西・四国・中国・九州が近くなると言うことです。
私達とかこの辺の出身者は「東京が近くなった」と思うのですが、ここに縁の無い人から見ると。「西の方が近くなった」と言うことなのです。
知らないところは近くなりません。
「掛川」「清水」「御殿場」・・・近くなったと思いますか?
まして、本線から外れた「土肥」「松崎」「修善寺」・・・近くなって行ってみようと思いますか?
それぞれ良いところですよ。
でも、この辺の人にとっては考えもしな観光地ってことです。
昨日までの、観光地の金看板の大増発に加えてこうした変化もあります。
「遠い所の話」などと、考えもしない向きが多いです。
いや、考えたくないのでしょう。
日本人の1/4が年に一度国内旅行してくれても、総勢3000万人・・・
日本遺産だけの100箇所に分けると平均30万人です。
自治体の数2000ほどに分けちゃうと1万5千人???
話にならない数字が出て来ます。
人口が8000万に向かって減り続け、高齢化も都市部まで進み出すと・・・
問題意識もないところでは考えもしないし知恵など出ないでしょう。
実質とか将来を見ないで、「空前の人でだ!」なんて褒め称えれば、耳にも目にも心地良いでしょう。
行政マンや政治家はその方が受けが良さそうなのでそんな風に言いますね。
???本当にそう思っているとしたら大変です。
美辞麗句や賞賛の言葉からは、何も生まれませんし、物事は進まないのです。
東紀州・南紀が固まれば15万人ほどの英知が集められるでしょう。
出身者も借りれば30万とか・・・
三人寄っても文殊様にはならないでしょうけど。多少の知恵は浮かぶでしょうし、口コミも大きくなるでしょう。
そろそろ、現実を見詰めてみませんか?
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