LUZの熊野古道案内

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2005年 11月 11日

熊野の旅 熊野古道・紀伊山地  2

 紀伊山地は人工林が多いと書きましたが、熊野古道に限らず、こうした街道沿いは全国何処でも人工林に囲まれています。
 昔から道があるから手入れがしやすいと言うことです。それに、街道の景観と木陰作りから昔の領主なども整備に力を入れてきています。
 海岸沿いには塩に強く防風林になる『松』を植え、川沿いには桜や柳を植えて堤防に補強にし、山に入れば杉を植えています。
 日光街道の杉並木などは有名ですね。残念ながら松に関しては松くい虫・線虫の被害で特別に樹木医とかを入れて保護していえるものを除いて消えてしまいました。東海道でも昔から有名な『三保の松原』も大変な苦労をして老木を守っています。
 熊野古道では20Kmにわたる見事な松葉足しを誇った『有馬松原』は、近年植林した子苗と若松を除き松はほとんどなくなっています。
 アメリカ軍に負けた日本はアメリカから侵入した松の線虫に占領され、松が消えているのです。日本の松がこの線虫に抵抗力を持ち共存できる日が来るのか不明です。戦後巣愚から始まった被害にこの研究がされていると言うニュースは半世紀も前に見た記憶があるのですが、ガセネタだったのかうまく行かないのか・・・バイオテクノロジーの発達した今日・・・やっていないのでしょうか?
 海岸線はおろか山間部からも松は消えて行きます。冬場の寒い地億への侵入は遅いですが、確実に虫の方は寒さに耐えるように進化しています。紀伊山地ではマツタケも取れなくなってきています。
 古道・かいどぷを取り巻く自然は昔から守り育てられたものです。長い年月で木々も損の場所に合う形をとり、人の匂いを消しているのです。
 石畳も近年、世界遺産指定運動で新設されたものが結構ありますが、これらも年月が経てば自然の中に溶け込んでゆくものと思われます。後百年後になれば・・・
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カメラは ツァイス・イコンタ523/16

by je2luz | 2005-11-11 12:38 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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