LUZの熊野古道案内

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2015年 02月 26日

熊野の旅 津波避難と野球場 (生き延びるより・・・)

 熊野市は紀伊半島の他の市町同様、東南海、南海、南海トラフ地震の津波に襲われる可能性が強い町です。
 100年に一回とかのものなら、木本・井戸・有馬は海岸線にあっても海岸の形と海抜の関係でほぼ大丈夫なのです。
 しかし、1000年に一回となると、シュミレーションによっては今の堤防で持ちこたえられるかどうかのぎりぎりです。
 万一、堤防が破戒されると完全に浸水してしまうことになります。
 確かに微妙なレベルには違いありませんが、私はこんな予想が出る前から、取り敢えず安全な高さまで逃げることを、ずっと唱えてきました。
 台風の高波と違い時間が無いので、遠くには逃げられません。
 生き延びることが最優先と考えますからね。
 生き残ってくれれば何とかなるものです。
 水だって食料だって何とか出来るでしょう。
 渇きで死ぬほど水に困るところではありません。
 木本では要害山や市役所に逃げることが生き延びる方法でしょう。

 避難タワーは市長が「逃げなくて良い」というお人ですから、周辺の市町で一番遅れています。
 有馬芝園と志原尻に用地は確保しましたが、27年度でようやく片方建てることが出来る様子です。
 二箇所では足りないし、木本では親地町方面は危ないのですが手を付けてくれません。
 15mの津波も、静かにバケツに水を張るような物ではありません。
 沖では時速300Kmにも達するのでは無いか、陸上でも40Km/hも60Km/hも出て居ると言われるのですから、ぶち当たったり坂を遡上すると遙かに高くまで達します。
 まさに、物理の法則・・・mvの二乗の世界です。
 だから、数時間逃げていられる場所が欲しいのです。

 かくして、近隣の市町がタワーを次々建てるのに、ずっと以前に新鹿海水浴場に建てた避難タワー以外建てられていないのです。(よその人用)

 ところが、すごく矛盾することが起きようとしています。
 生き延びる手段は作らないのに・・・
 久生屋の山の上に「防災公園」と言う名の「第三の野球場」が作られるのです。
 災害の時に避難し、物資を運ぶヘリコプターも降りられるように「野球場」が先に作られるのです。
 逃げられなくて死んだ人には用が無いのですけどねえ・・・
 なんと、今年の予算と合わせると4億9千5百万円にもなります。

 避難タワーが一基8千万円ほどですから6基も建てられます。
 ヘリはネットなど無い広場の方が降りよいのですけどね。
 市民が生き残れるようにするより「スポーツ交流」なんだそうです。
 市民はいつ野球やソフトのお客さんが来ているかすら知りません。
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 こうした予算の配分を知ったら、おかしいと思う市民の方が多いと思いますよ。
 市民の安全や生活に充分配分した後にやるのなら分かりますけどね。
 これの後年度負担も大きいです。
 この予算、認めがたいですね。

 野球関係者では単純に喜ぶ人も居ますが、普通の市民の感覚で考え直せば、喜べない筈なんですけどね。
 最早、地元では若い人どころか中年も減ってしまい、草野球もままならなくなってきているし、中学の野球もこの先どうなるやら・・・
 そんな所へ三つの野球場に屋内練習場、サブグランド・・・
 全てはよその子供のため、宿泊を少し増やすため・・・
 そうした物が黙って通ることがおかしいですね。

 でも、私のような議員は少数派です。
 ここだけではなく、日本中そのようですね。

  
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by je2luz | 2015-02-26 05:09 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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