LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2014年 12月 23日

熊野の旅 産田川・志原尻 すぐ詰まる河口

 産田川は前のブログ記事のように勾配が無い川です。
 よその平野部の川も勾配が無いですが、ここは豪雨地帯です。受けなければならない水量は半端じゃないです。
 200mmなんて大雨に入らない土地柄ですからね。
 だから、この川の流域は沼だらけなのです。
 と、言うより・・・
 人間が埋めるまでは海側の砂利が積み上がった部分以外はほとんど全部「沼」・・・「遊水池」だったのです。
 一番上流の「山崎沼」が埋められ始めたのは昭和に入ってからでしょうね。
 「運動公園」「不燃焼物捨て場」「紀南ひかり園」「農協の斎場周辺」「三重交通・いすず用地」・・・随分埋めましたね。
 その分遊水池が減ったわけです。
 そして、大水を緩和する能力が低下したでしょう。
 少しまとめて降ればオレンジロードは冠水するし・・・
 12号ほどになるとパチンコ屋なども浸かっちゃったし・・・

 もっと大きな原因は産田川が志原川と合流して海に注ぐ「志原尻」で河口が砂利によって詰まっちゃうことです。
 川に勾配が無いので水圧が掛からず、波が砂利を押し上げる力の方が大きくなりがちなのです。
 大昔から、この「河口閉塞」にこの辺り、海岸線の百姓は泣いてきたようです。
 水門を備えた「緑橋」「志原橋」「亀齢橋」などを作り上げたのもその歴史を物語っています。
 平地の無いこの辺りで、平で水もある所は、すぐに水に浸かり、塩水まで逆流してくるのです。
d0045383_13203623.jpg

 金曜日の雨は雨量もそこそこあったのですが、波が荒かったです。
 だから、志原川が河口閉塞起こしました。
 田んぼに稲の無い時期ですから被害は無かったでしょうけど、県土木はすぐに「川口切り」を行いました。
 私が志原尻に行ったときには、海までの水路が確保されて、かなりの勢いで水が志原橋の水門を通過していました。
 年中こうなるので、今では河口付近にユンボが常駐したようになって居ます。
 勾配が無いので井戸川のようなカルバートでも効果は出にくいとか・・・
 自然を押さえるのは難しいです。
d0045383_13205977.jpg

 この川は河口は閉塞するけど自然のままですから「うなぎ」が遡上しています。
 延長も短い小さな川ですから「鰻の産地」にはなりませんね。
 河口付近の沼地では「うなぎかき」とか言う独特の漁法で獲っていたとか聞きます。
 水のきれいな「大又川」で鰻を捕って食べていた私からすると、あまり食べたいと思わないですが・・・
 隣の「市木川河口」では「しじみ」を獲っていますね。
 まあ、シジミはどうせ泥の所ですからあんなものでしょう。
 清流のそばで育った人間は、濁った川が汚く見えるので損なのかも知れません。

  

  

   ブログ村参加しました。 ポッチ よろしくお願いします。

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 三重県情報へ

にほんブログ村

    




    

by je2luz | 2014-12-23 04:52 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/21410951
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 獅子岩・鬼ヶ城 天然...      熊野の旅 産田川 勾配の無い川 >>