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2014年 11月 30日

熊野の旅 木本堤防 今 これから

 海岸堤防とか川だとかの工事は秋の台風シーズンが終わってからの着工になることが多いです。
 いくら「台風銀座」が寂れたとは言え、ここはかつての「台風銀座5丁目」くらいでしたから、役所の予算が使えるようになる7月ごろからの着工だと、工事半ばで高波や洪水で基礎掘りが埋まったり。型枠が流されたりする可能性が強いです。
 だから、10月ごろの入札着工になります。
 地元からは「まだかいな」「今年はやらんのかい?」という声が出る頃に動き出すのです。
 木本堤防もようやく今年度の工事が姿を現しました。
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 今やって居るのは、昨年度で作った浜に降りる?浜から上がる?階段の新設です。
 木本堤防には親地町の漁船の出し入れ用に作ったゲートを除いて、6か所の開口部があります。
 三陸の地震以来、全国のこうした樋門は「常時閉鎖」が普通になって居ます。
 木本堤防は閉めてしまうと浜に降りることが出来ず、出てしまった人は帰れません。
 全国でも最高の高さを競うような堤防なのに外向きの階段が無かったから常時開放だったのです。
 台風の高波は来るまでに時間があるので、開けてあっても消防団が締めて回って間に合うから、不用心ながら開けてあったのです。
 しかし、国の予想でも千年に一回とは言え、堤防に開口部があったら津波対策では駄目なのです。
 今は、観音開きの扉の片方を閉めてあります。
 津波襲来まで4分とか10分と言われますが、半分閉めてあれば間に合うこともあるからです。

 去年は6か所のうち4か所の階段が出来ました。
 そして、今、残りの二か所が完成します。
 内側の三段ほどの階段の無い所もありますが、今年度中にはそれも出来上がるし、内側の壁もほとんど出来ます。
 そして、今の時代なので国道側からは階段だけでは無く、車いすでも登れるスロープも設置されます。
 今年度予算では全部完成とは行きませんが、少しだけ残しほぼ完成です。
 これで、ゲートの閉鎖が出来ます。

 閉めてくれれば、大地震の後で、私が樋門閉鎖に走らなくて済みます、
 このPCの前が堤防まで一番近いのです。
 約20m・・・片側閉めてある現状では閉鎖まで3分ほどでしょう。
 揺れが2分で、正気に返って飛び出すまでに1分・・・
 最短4分の津波だと間に合いません。
 第一波が少し小さければ何とか・・・
 閉め損なったら間違いなく死にますね。
 でも、私が行かないとこの辺で閉めることの出来る人間が居なくなっちゃっています。
 津波の避難もままならない高齢者が多いのです。
 でも、「もう死んでも良い歳でしょう?」とは言えませんよね。

 堤防に関わって四半世紀以上・・・
 死ぬまで縁は切れそうに無いです。
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by je2luz | 2014-11-30 04:48 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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