LUZの熊野古道案内

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2014年 10月 14日

熊野の旅 紀南病院 2

 少し間が空きましたが、この辺の中核的病院「紀南病院」の続きです。

 政府が各地に「中核病院」という物を指定し始めた時、「尾鷲市民病院」が手を挙げました。
 確か西地市長の時だと思いますが、当然のように尾鷲市から熊野市へ後押しの依頼がありました。
 議会としては、熊野市は南牟婁郡町村と共同経営の組合立「紀南病院」を持っているのですから、市長に対し、制度上、下手すると置いてきぼりになるから裏判など押さない方が良い・・・と申し入れた記憶があります。
 医師不足、病院経営難などもあり、地方の病院を統合してしまえと言う流れでしたからね。

 書類上は大したことないのですが、熊野市ー尾鷲市は35Kmの山越え道路でした。
 小一時間の距離は救急医療にとっては大きいです。
 更に、「病院も無い田舎」と言う事は過疎化に拍車を掛けます。
 それ以降も、紀南病院にとっては医師の確保は最大の懸案でかなり苦労を重ねてきたようです。
 医師の確保のためには待遇だけでは無く、医療機器の購入も必要条件なのです。
 CT・MRIだなんだと、そこそこ最新の機械を入れないと、お医者さんが来る時の判断材料にならないのです。
 僻地の診療所でもまだ使える筈のレントゲンを新しい先生の要望で買い換える位ですから、大変なのですよ。
 新型の医療機器など病院の儲けで買えるはずも無し・・・
 熊野市や南牟婁の町などが割り勘で買うしか無いのです。
 地域医療を支えるってそんな所もあるのです。
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 建物も最初の木造とか木造モルタルとかでは話にならないので、継ぎ足し継ぎ足しで増やしました。
 今では観光地の旅館のように廊下で結んだ判りにくい建物になってしまいました。
 そして、今回は本館の建てかえです。
 予算を組んだら、今、問題の建設費高騰で応札も無し・・・
 なけなしの予備費までつぎ込み、一部設計の変更してようやく着工の運びとなったのです。

 前にパース図を載せましたが、屋上にヘリポートを載せたもので。外観は予算も無いからでしょう、合理的?なシンプルな物です。
 ややもすると外観に金を食われる公共建物が多い時代ですが、大事なのは中味。そして人間ですよね。

 昨年度、入札不調の頃には組合議会の議長でした。
 今年度も議員として参加しますが、詳しい数字にまで立ち入りにくいのが組合立です。
 底をつきかけた予備費の問題・・・
 注文は付けてはありますが、活断層の問題・・・
 そして、御浜町の町長交代によってトップが交代した問題・・・
 ほとんど外では見えない事だらけの病院経営の実態・・・
 熊野市政以上に難物みたいです。 
d0045383_20294845.jpg

 この何気ない写真・・・
 紀南病院本館屋上からの写真です。
 本館左手に高圧線の鉄塔が在り、送電線が建物の前を横切っています。
 この送電線は特高で簡単には撤去も移転もさせてくれないとか・・・
 そんなに電力需要も無い所なのに・・・
 よく解りませんが、昔の紀州鉱山時代にも関係あるのでは無いかとも聞いたことあります。

 なぜ問題なのか・・・
 私の左手に「ヘリポート」が出来るのです。
 高さの関係で海の方からの進入が出来ないとか・・・
 これの対策もしないで設計に及んだとは・・・

 そして写真左手一帯に三本の活断層・・・
 今更移転も出来ず・・・
 かなり厄介な症状です。
 でも、患者も経営権者の住民も知らないままだったのです。

     

  

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by je2luz | 2014-10-14 04:53 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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