LUZの熊野古道案内

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2014年 10月 13日

先が見えました 台風19号

 台風19号は一日でスーパー台風に成長したと思ったら、九州の手前で一気に勢いを無くしました。
 あの辺の海冷たかったのかな?
 枕崎に上陸し、次に宿毛の上陸・・・土佐湾をかすめたら高知から紀伊水道・紀淡海峡へ・・・
 そして。夜中までには本土上陸・・・

 この台風は九州に上がる時には雲がさばけちゃって、台風本体の厚い雨雲がほとんど無いみたいです。
 横も後も手薄ですから、風は別にして、台風のピークは早く過ぎちゃいますね。
 この辺りにとっては、潮岬をかすめて直撃するコースじゃ無いので波も大して強くなりません。
 あと3時間もすれば近くに居るのに終わっちゃいそうです。

 しかし、一昨日辺りから、雨も降らないのに波がそこそこ荒かったので、井戸川のカルバートもつまり気味・・・
 志原川とか他の川も河口閉塞気味のようです。
 大した雨量でも無いのに田んぼなど冠水してきたようです。
 これがあるので、志原川や市木川の河口には樋門付きの立派な橋を架けたのです。
 井戸川もカルバートになる前には亀齢橋は樋門付きだったのです。
 この河口閉塞は台風直撃と関係ない時でも起きてきたのです。
 昔の稲作は10月11月まで掛かったので、梅雨時から刈り入れま そしてで、ずっと心配ばかりしてきたのでしょう。
 「川口切り」は命がけだったらしいですが、やらなければ稲が駄目になる・・・
 この海岸に住む百姓の宿命だったのでしょう。
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 少し前、井戸川カルバートの出口部分の砂利を排除していました。
 志原尻もやって居たと思います。
 ユンボで何日もかかって・・・
 ユンボが砂利を動かすのは昼間だけで休憩も入ります。
 それに引き替え波の方は24時間休み無しです。

 木本脇の浜、木本漁港など一晩波が荒れ、流れの向きが悪いと埋まっちゃいます。
 ダンプカーに何百杯もの砂利をしんどいなんて言わないで一粒ずつ寄せて埋めちゃいます。
 そんな波の力が河口に砂利を積み上げてダムを造っちゃうのです。
 砂利ですから通常の量の水は通します。
 でも、雨が降ると抜ける量より、流れてくる水の方が多いので段々上流に遡っちゃうのです。
 雨が先で波が遅れると閉塞は起きにくいのです。
 今回は順番が悪いです。

 もともと、自然がそういう仕組みなので、この、七里御浜に出てくる川の河口付近は全部沼地だったのです。
 その湿地を利用して水田が出来たのでしょう。
 有馬、産田神社さんの辺りは古代から人が住み着いたようです。
 そんな自然を手なずけては来たのですが、人力・人知より自然は上ですね。
 今回の河口閉塞は稲作が終わってからなので被害は少ないでしょう。

 私が若かった頃、熊野市駅(紀伊木本駅)の裏は、沼地の田んぼでした。
 台風や大雨の度に井戸川の河口が詰まって水に浸かっていました。
 だから、私が無線を始めた頃、関西方面のお年寄りなどは・・・
 「木本駅の裏には湖がありましたね」などと言う人が結構居ました。
 カルバートなんて考えられないし、ユンボだブルだ無かったし・・・
 それでも、お百姓さんは負けずに稲作を続けていたのです。
 昔には「水稲共済」なんて無かったでしょうね。
 そんな景色を知っている私は化石みたいですね。

     

  

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by je2luz | 2014-10-13 16:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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