台風18号はそばまで来ているのですが、静かです。
九州沖からこちらに向かう台風はどでかいやつ以外は直前まで海も荒れません。
あと12時間もしないうちに来るはずですが、波は土用波程度なのです。
早い時間からテレビ局が鬼ヶ城東口の喫茶店駐車場に陣取って波を撮ろうと頑張っていますが、余り絵にはなりません。
でも、熊野の海を知っている人なんて居ませんから、この波でも大荒れのように報じるのでしょうね。
ワイドショーの取材や中継にも何度も出ていますから、いかに作り上げるかも見てしまっています。
私などのスチール写真でも演出はつきものですけどね。
写真は17時の井戸川河口ボックスカルバートの写真です。
かつてはここが大波撮影のポイントだったのです。
浜が痩せていたし、先端のテトラポッドがこんなに多く置かれていなかったし・・・
ちょっと荒れると20mとかの高さまで波が垂直に跳ね上がったのです。
国道からの距離も適当だし。まさに「テレビ向き」だったのですが、今の状況では、波が跳ねないのです。
おまけの今日は波が無いし・・・
精一杯でこんな物です。
かつての、カルバートを知っている人なら寂しいかな?
でも、あの当時はカルバートの根元、松原と馬留の家は、瓦はずれるし壁は割れるし、大変だったんですよ。
長い丸太の端に耳をつけて、反対の端を金槌で叩いた時のように、コンクリートのトンネルで出来ているカルバートではそんな障害もあったのです。
余り減衰しないで衝撃が伝わりますからね。
古い物なので緩衝帯が無いのです。
この障害も、一般には意外と知られずに、数十軒の家だけが泣いていたのです。
声を上げるって中々大変なのです。
その声に乗ってくれる人も少ないし・・・
19号の方がもう少し北を通るのかな?
でも大きくはならないでしょう。
あとは前線がどうなるかですね。
最近は「年中前線の横たわる国」になって来ましたからね。
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