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LUZの熊野古道案内

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2014年 09月 25日

熊野の旅 土地の管理、道の管理

 この問題は熊野市に限ったことではありません。
 熊野で言われている色んな問題は、ほとんどの場合。全国の田舎に共通な問題なのです。
 テレビなどで報じられる「解決した」とされる地方でも、実態はそうでも無いことが多いようです。
 産直市場とか郷土特産品勘なども、華々しく開店し、宣伝もするのですが、お客さんが地元や付近の町の人に限定される場合が多く、出しても売れない・・・生計の足しになるほど売れないから品物を出さなくなる・・・出さないから客が離れる・・・てのも多いようです。
 問屋や市場を通さないのですし、持ち込みになることが多いので、シーズン中は同じ物がずらり・・・オフになると何も無くなったり・・・
 道ばたの無人市場の時代はそれでもコストがかからないので、生産者も気儘を通せたのです。
 でも、立派な箱物が出来ると、そうも行きませんね。
 さらに、始める時に60歳だった人も10年経てば70歳・・・65歳は75歳に・・・
 生産者の補充がほとんどないのですから、出品者も減る一方・・・
 当然と言えば当然の話ですね。
 農協さんとかパイロットさんの売店もどう持って行けるのやら・・・

 産直もそんな事になるのですが、今では、生活道路が通れなくなる事態も起きています。
 山の中は勿論、町の中でも、田舎町では山が近いし、おまけに暖地ですから年中草は伸びる、目を離せば雑木まで生えてくる・・・
 全国で問題になって居る「暴れる竹藪」もご多分に漏れず熊野でものさばり出しました。
 まともな市道や農道だけでも何百キロもあるのですから、赤道(あかみち)のような生活道まで入れるととても市では管理できないのも事実です。
 施策の向きを変えれば不可能では無いのですが、今の制度と組織では無理でしょう。
 地元のニーズをきちんと把握して対処できる体制には無いですからね。
 さらに、この問題をややこしくしているのは、道に隣接している土地の所有者が近くに居ない・・・誰のか解らない・・・やっと見つけても他所の人・・・相続されずに放置されていたり・・・
 持ち主の合意無しでは基本的に行政は手を出せない・・・
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 以前は地元の人達が自主的に草刈りなどしていました。
 慣例的に、持ち主の合意など無しで長年管理してきた所が多いのです。
 そして、問題も起きなかったのです。
 今だって、昔式に地元で管理できれば地主とて何も言わないはずなのですが、その草刈りする人も居なくなってきたのです。
 集落・町内のそうした社会的な行事も消えてしまった所も増えたし、作業できる住民も底をついてきました。
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 わが町内にも「ひまえみち」が一本残って居るのですが、以前のように道沿いに住んでいる人が片付けてくれると言うことが無くなってきました。
 手を入れないから草と竹が被さってきて通れなくなってしまいます。
 一応、語り部さんが説明する文化財的な道なんですけどね。
 私も以前取り上げました。

 町内会費でシルバー人材センターの人でも使えれば良いのですが、その町内会費も空き家が増えてうんと減ってしまい、年に二回、5万円とかの支出は無理すね。
 田舎と違い、刈り払った草や竹を運ぶ軽トラだって、調達しにくいのです。

 町の真ん中の空き地の問題も次々起きてきました。
 木本の町では空き地なんてほとんど無かったのですが、今では増える一方・・・
 これからもどんどん増えるでしょう。
 取り壊すと固定資産税が上がるので、廃墟になっても取り壊さない家屋もあります。
 町中の空き地は寂しい光景だけではなく、草の問題も起きます。
 歩きタバコがなくなっているから良いですが、昔なら、放火しなくても失火が怖かったでしょうね。

 空き家・空き地問題がスタートですが・・・
 空き家の取り壊しや空き地の管理を持ち主に勧告しても、遠くに住んでいる人にはほとんど通じません。
 強制執行して実費を請求するにしても、取り壊しなどは数百万円とかですから、土地を売っても払えないとか・・・
 かといって、市は物納は認めない???
 場合によっては土地だと寄付も断るでしょう。
 このままではどんどん廃屋問題は焦げますね。
 そして、事実上相続放棄地が一杯出て来ます。
 30年もすると田舎の土地の半分は空くような感じなんですからね。
 大きく方向転換、発想の転換して、東北の高台移転じゃないですが、集落統合の足がかりにする位にしないと、熊野が消えちゃいます。
 無茶みたいですけど、何とか手を付けないと・・・



     

  

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by je2luz | 2014-09-25 05:22 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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