熊野では大きな祭りと言える、「木本神社秋の例大祭」がもうすぐ行われます。
私の街では稲荷さんがあり、木本神社の神輿の宿所になります。
その神輿を迎えに行く行列の先頭を行く「だんじり」を出すのも我が新出町です。
そして、奉納の「神楽」も新出町が舞います。
小さな町内なのですが、この秋祭りでは大きな役目があります。
「神楽」は保存会というもので舞っているのですが、もう随分前から町内の若い衆だけでは舞えなくなっています。
人の住んでいる家が40軒あるかないかの町内で、笛・太鼓・音頭取り・舞手が二組・ジージーと言われる子役が一人・世話役一人・・・最低これだけ必要なのですから無理なんです。
新出町に縁のある人などで保存会を作って何とか維持しています。
その「神楽の練習」は17日から始まっています。
鈴上げ 10月1日 夕刻
宵宮 10月11日 夕刻より
本宮 10月12日 朝から
こんな予定です。
祭り当日は、一番先に出発する新出町は朝7時30分集合、8時出発で、これが祭りの開始です。
そして、神輿が神社を出るのがお昼頃。
宿所の新出町稲荷に着くのが3時過ぎ
休憩して、神輿が浜に出て塩で清められるのが日が沈む頃
陸に戻って神社に帰るのですが、お宮さんに入って神様が社殿にお戻りになるのは夜中の12時を回ります。
何とも長時間の祭りです。
近年は本格的な交通規制はしません。
神輿や出し物が通る時だけの規制ですから、あまり迷惑を掛けなくなりました。
見方によれば、「迷惑を掛けるほど人が出ない」と言うことなのです。
木本小学校の児童数が戦後のピーク時に比べ1/10になった位ですから、盛り上がりようがないのです。
氏神様の祭りは、隣と統合することも難しいです。
明治の時に国の命令で神社をかなり統合したようですが、それでも逆らって残った神社が結構あるようですから、こんな平時には無理でしょう。
しかし、無理のままでこのまま行くと。「祭りが無理」になっちゃいます。
数字的に無理なのですから、悲観論者ないんです。
集落統合と同じように、氏神様も統合しかないように思えます。
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