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LUZの熊野古道案内

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2014年 07月 01日

熊野の旅 文月 文化遺産登録10周年の月

 ユネスコの世界文化遺産に「紀伊山地の霊場とその参詣道」が指定されたのが10年前の7月です。
 ここを文化遺産に・・・
 そう言い出して走り回ったのが北川正恭さんです。
 この北川さんは国会議員から三重県知事に転身された人ですが、「東紀州活性化」を打ち出し、その一つとしてやったのが「丸山千枚田」の復旧でした。
 半ば荒れ果てていた千枚田を観光資源として有望だと公費をつぎ込んで復活に掛かりました。
 そして、復旧が始まると「オーナー制度」などを導入し、維持費を捻出に掛かりました。
 それは今も生きています。
 県知事肝いりの事業ですから、オーナーにはその趣旨に賛同した県職、役付の人など沢山なってくれました。
 一般に募集したって、紀伊半島山間部の無名な「丸山千枚田」では応募者は簡単には集まりません。
 それ以降もいまだに県職員の人のオーナーさんが多いですね。
 労働組合も協力しています。
 
 北川さんは東紀州に点在する「古道」にも目を付けたのですが、「馬越峠」「焼山越え」「逢神峠」「大吹峠」「松本峠」「横垣峠」「風伝峠」など一杯あっても、当時は荒れて居ました。
 地元でさえ忘れかけた峠道でした。
 それに手を入れても、大して魅力を持たせられないし、ポイントがなさ過ぎるからでしょう。
 「三県サミット」・・・三重・和歌山・奈良の三県で何かをしようと呼びかけた会議で三重県側には無いもっとポイントになる「熊野三山」「大峰山」などの霊場を持った和歌山・奈良を焚きつけて、広大な紀伊山地をそっくりカバーする範囲を、今で言う「紀伊山地の霊場とその参詣道」をユネスコの世界文化遺産に申請するまで持っていったのです。
 すごい政治力ですね。
 なにしろ、この世界遺産の中では隅っこの田舎道しか無い三重県が他の二県と同格になっちゃったのですからね。
 と言う事で、歴史的に見てもいわゆる「熊野詣」の道から外れた「庶民の熊野道」も「その参詣道」には入れたのです。

 北川さんが居なかったら、三重県側の峠道が世界遺産に入っていたかどうか・・・
 公平に見たら、熊野三山の霊場、中辺路・大辺路など歌に詠まれ歴史書に出てくる熊野古道を有する和歌山側に比べれば迫力に欠けますね。
 そして、熊野の霊場とは異質な「大峰山」などの吉野の霊場から見ても熊野道・伊勢道はポイントがありません。
 吉野と熊野を結ぶ修験道の道もこちらは通っていません。
 世界遺産には入ったけど・・・

 景色は綺麗・・・
 一つ一つは距離も短く取り付きやすい・・・
 だから、気軽なハイキングコース的にお客さんは来ています。
 「日本最古の神社」と言われている「花の窟神社」は国道の脇にあるという地の利もあって立ち寄ってくれるバスは多いです。
 良い所です。

 で・・・
 それが「産業」になって居るか?
 難しいです。
 地元の古道マニア、文化人などのサークルを除外すると・・・
 さらに、いまだに続いている三重県や熊野市、尾鷲市などが主催・協賛する官製団体も除外すると・・・
 なぜ除外するかはおわかりだと思います。
 役所の言う観光産業は「入り込み客」で測るのです。
 「観光産業」というならそろそろそうしたものから独立しないといけません。
 もう、10歳なんですから・・・
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by je2luz | 2014-07-01 05:18 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ip at 2014-07-02 22:23 x
7/1の閣議決定に対応する曲。。。
http://youtu.be/FSaMY7TRgFI
Commented by ip at 2014-07-04 11:42 x
http://www.asyura2.com/14/senkyo167/msg/781.html
記事には、関係のないコメントですが。
7/1の閣議決定に。。。


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