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LUZの熊野古道案内

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2013年 12月 19日

熊野の旅 古いものついでに・・・ 木馬

 「木馬」・・・「もくば」ではありません、
 「木馬」・・・「きんま」です。
 これは子供が遊ぶものでも、人を運ぶ物出は無く重い荷物を運ぶものです。
 普通に言えば「橇・そり」です。
 雪の上を走るものでは無く、「木馬道・きんまみち」と言われる専用の軌道上を走りました。
 この「きんまみち」は「ころ」のように横向きに並べた木の上を滑らせます。
 荷物は丸太です。
 橇に満載した丸太を人力で山から下ろすのです。
 概ね下り坂になるように道は作られます。
 ブレーキはてこのような構造の丸太を軌道に押しつける簡単なものしかありません。
 勾配が急で荷物が重すぎると全体重をかけても止められませんから、非常に危険な仕事です。
 昭和30年頃まで残って居ましたね。

 操縦するのは「木馬引き」と言われる人で、力自慢の人でした。
 しかし、一旦事故が起きると命が掛かります。
 線路を走るトロッコと違い、軌道は線路を外した枕木だけみたいなものですから、方向を決めるもの「木馬引き」自身ですから、荷物の前に居るのです。
 暴走し始めて逃げようにも荷物が追いかけてきます。
 だから、犠牲者も出ています。

 今でも山の中に「木馬道・きんまみち」と言われる細い道が残って居る時があります。
 作業道より狭いもので、あちこちで切れています。
 その部分が「桟道・さんどう」と言われる簡単なさしかけの木製の橋が作られました。
 子供の頃に見ましたが、歩くのも怖いほど隙間だらけの枕木・ころの上を後ろから荷物に押されながら進むのです。
 おまけに滑りよいように油まで塗られているし・・・
 安全基準なんてあるはずもありません。
 そんな形で材木を山から下ろしてきても採算が合ったのです。
 嘘みたいな話ですね。

 戦後落ち着いてきて、ケーブルが出回り、集材機という動力も普及してきて、「木馬」は消えました。
 実際に木馬を引いた人は90才を超しているはずです。
 残念ながら我が家で「木馬」の写真を見たことが無いです。
 新しい物好きの祖父は戦前からフォードのトラックなど走らせた人ですから・・・
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by je2luz | 2013-12-19 09:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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