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2013年 12月 14日

熊野の旅 負の遺産もきちんと伝えてこそ・・・紀州鉱山 1

 紀州鉱山の跡を観光資源化しようという試みがあります。
 奈良の大仏にも使われたとも言われる古くからある日本でも有数の銅山だったのは確かです。
 戦時中から戦後の産出量もトップレベルでした。
 今の熊野市紀和町、元の南牟婁郡入鹿村が坑夫で賑わったのも確かです。
 金山・銀山ほど注目は浴びていませんが大事な史跡の一つです。
 でも、その日の当たる部分だけを取り上げて観光化して済むのでしょうかね?

 神岡鉱山のように下流域にイタイイタイ病など引き起こさずに済んだのは幸いですが、それは精錬所がここに作られなかったと言う幸運に恵まれたからでもあります。
 しかし、紀州鉱山は銅山です。
 銅山は銅だけが採れる物ではありません。
 ほとんどの重金属は含まれています。
 金と銀を除けばほとんどの重金属は毒性が強いものです。
 銅自身も有毒ですし、微量とは言え含まれる可能性のある重金属類はカドミウム・クロム等有名なものもすべて有毒です。
 おまけに体に入ると蓄積するという悪い性格です。
 精錬所を作れば排煙で近隣の山は一木一草生えなくなります。
 そして、坑道からの排水や選鉱所からの排水の流れ出る谷は魚も居なくなるのが常識です。
 今の時代と違い少し前までは排煙・排水処理なんてほとんどしませんでしたからね。

 入鹿の鉱山も同じものです。
 鉱毒は存在しました。
 そして、閉山して半世紀になってきている今でも続いています。
 熊野市の予算にもその対策費は計上されています。
 その事実は隠せません。
 それをきちんと知らしめた上で史跡化しなくてはいけないのでは無いでしょうか?
 放射性物質ほど管理がややこしくは無いにしても、この辺に人が住む以上は千年でも万年でも管理しなくてはならないのです。
 半減期の無いものだけに永久とも言えます。
 三重県や熊野市はどう考えているのでしょうね?
 どれだけ広報したのでしょう?

 これは銅山などの鉱山の宿命です。
 そして、鉱山の負の遺産の一つです。

 紀州鉱山には他にも負の遺産があります。
 それにも行政は目をつぶっている感じです。
 確か、この鉱山は石原産業という民間会社が持っていることにはなっていますけどね。
 その歴史から言っても国をトップに行政も知らん顔もおかしいでしょう。
 こちらの負の遺産については次に触れます。

 これはネガティブキャンペーンでは無くこれを含めての鉱山ですから目をつぶるのは本当では無いと言うことを言いたいのです。
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by je2luz | 2013-12-14 06:04 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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