昔から新宮は熊野の兄貴分でした。
新宮は旧制の「市」でしたから私が子供の頃にも新宮市でした。
そして、商店街も駅からの丹鶴町・仲之町と繋がってすごく都会的でした。
そして遊郭なども浮島なんてかなりのものだったようです。
社会の教科書に「材木の集積地」として載るくらいですから、筏で熊野川を下ろしてくる材木で繁栄していたようです。
川向こうの鵜殿村にも筏を引き込む貯木場があって製材が一杯ありましたからね。
料亭はあるし芸者は一杯居るし・・・
木本にだって遊郭はあったし芸者も居たし、製材もありましたが兄貴分には勝てませんでしたね。
何しろまともな川が無いので丸太も牛車で運んでいましたから筏に勝てませんね。
新宮は熊野川の河口の小さな平野に出来た町で木本よりは大きくてもこぢんまり纏まっていました。
今でこそ全域町ですが結構田んぼのある町でしたね。
今の警察だとか県庁舎のある辺りは田舎でしたからね。
海の方は製材所と製紙工場・・・
その関係で町中にはそこそこの道がありました。
だからでしょうね、私が子供の頃に「市内循環」なんてバスが走っていましたからね。
その市内循環が最近では「ふれあいバス」、「コミュニティバス」なんて名前で走っています。
大阪が走らせた赤バスほど高級バスではありませんが走り回っています。
本数は多くないですが、お年寄りなどは助かるでしょうね。
熊野市もオンデマンドのタクシーが動き出しましたが、町の構造上巡回バス路線が組みにくいのが難点ですね。
それと、道が狭いです。
今のままでは利用が増えないようです。
と言うより・・・
知られていないんですね。
定期巡回のように必ず通るというものでは無いですし、走っていても気がつかないほど地味な白い箱バンです。
せめてイエローキャブくらいには目立たなくては・・・
走らせたから事足れり・・・なんては思っていないとは思いますけどね。
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