冬になるとあちこちの家で「干し芋」を作っています。
今年も寒くなってかびる心配が無くなったので作り出した人が多いです。
今はサツマイモが高いので自分で栽培する人以外は作りませんね。
今日、飛鳥の方で「清流」を配って居たらくれました。
まだ、硬くはなって居ません。
こいつが硬くなると歯の良い子供でも食い切れなくなります。
サンマの丸干し同様「カンピンタン」になっちゃいます。
子供の頃、この干し芋は冬場のおやつでした。
甘くて美味しいのや味の無いの・・・
家によってサツマイモの品種や出来が違うので干し芋も違いましたね。
普通に食べるには小さかったりするのも干し芋にしましたね。
寒くなって芋が傷み加減になると(しびる)少し黒くなっただけでも苦いんです。
昔の芋は「大きくなれば良いだろう・・・」なんて品種がまかり通ったので、今の芋ほど甘くは無かったですね。
甘くなくても、大きくなって空腹を満たしてくれないと日本国民が飢え死にする時代だったのです。
大昔の話では無いんですよね。
1940年頃から50年頃までです。
前にも書いたように、その時代を過ごした人は夕食に粉物が出るのを嫌うことがあります。
「代用食」って言葉が浮かんでくるのです。
麦飯だって今の「押し麦」では無く、丸のままの大麦が入っていて恐ろしく食感も味も悪い物だったのです。
文化人の食べる「五穀米」では無く、米が足りないからかさを増やすために麦やひえを足したのですから・・・
そんな時代に戻りたいらしい人も居ますね。
でも、その時代でも白いご飯を食べ、毎晩宴会をやって居た層もあるんです。
普通の人は「おしん」だったんですけどね。
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