LUZの熊野古道案内

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2013年 11月 12日

熊野の旅 木本海岸堤防 3 ing

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 木本海岸堤防平成の改修工事のお終いの工事が進行中です。
 写真は工事中の浜からの避難階段です。
 有馬から南には浜から堤防に上る階段があちこちに設置されていますが、木本では浜に出る人が多かったこともあり、出入り口の樋門が開放されており、こうした階段はありませんでした。
 しかし、樋門を開放してあると、台風の高波には時間的余裕があるので消防団が閉めに来ても間に合いますが、津波ではとても間に合いません。
 この業務で東北では多くの消防団員が死亡しました。
 それ以降は、海岸堤防の樋門は漁業者が出入りする場所以外では平常時は閉鎖の方向になりました。
 市街地があり、人も多い木本なのに、浜に出入りする階段が無いと言う理由で樋門の開放が続いているのです。
 全くおかしな話なのですが、役所はクレームが怖いですからね。
 私達有志で二枚扉の半分を閉鎖したりしていますが、強制力はありません。

 と言う事で、改修工事の最終段階でこの階段を設置してもらう事にしました。
 開放されている樋門は親地町の漁業用を除けば6箇所です。
 目下、4箇所の階段設置工事が進行中です。

 海抜では日本一を誇った木本堤防ですから浜との落差は大きいです。
 それに、砂利の量は大きく変動しますから、砂利が減っても階段が宙に吊らないように深くまで作っておく必要があります。
 と言う事で、見かけより大きな工事になります。
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 既存の堤防に食いつかせるためにも鉄筋を打ち込み、階段の強度のためにも鉄筋を編まなくてはなりません。
 でも、塩気もあり鉄筋ばかりには頼れないでしょう。

 この階段は人の少ない有馬海岸と違って幅も1mほどで手すりもあるものになります。
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 丸い部分は手すりの柱が入るところ、堤防の白いところから下が今の砂利浜の部分です。
 かなり深く階段が入って居ますが、浜の変動次第では下まで出てくる可能性もあります。
 セメントの良く効いた色のものです。

 結構急ですし、多分文句が出ると思います。
 町が危険であろうと将来自分が死ぬことになろうと、こうしたものにクレームを付ける人は必ずいます。
 10年に一回でも文句は出ますが、私達が備えようとするのは100年とか1000年の話ですからね。
 でも、地震は30年間で80%の確率だし、津波の直撃を4分から10分で受けると言われる木本ですから・・・
 そういう人に嫌われても、防災面の最後の仕上げはしなくては・・・

 観光面ではまだ「修景工事」が行われます。
 これも、遊びでは無く、防災に役立つ「堤防本来の役割」を優先した地元の要望に応えてくれたものになる予定です。
 足の弱い人のためにスロープも作られます。
 以前に図面の一部をアップしましたが、工事が始まれば又載せます。

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by je2luz | 2013-11-12 00:10 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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