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2013年 09月 25日

熊野の旅 経験 教訓

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 昨日午後4時頃、七里御浜に押し寄せる台風20号の余波の高波です。
 この台風、発生直後に位置と方向が気になると書きました。
 大きな台風でも無し、昨日時点では小笠原の遙か南方です。
 当然熊野も快晴です。
 しかし、波の強さは一人前なんです。
 予想コースは右に首を振り日本列島にはやってこないと言う事ですが、これがまっすぐ進んでくると台風本体の雨風以上に高波が怖い台風になりかねません。
 高波での被害の範囲は風雨に比べ狭くなりましが恐ろしいエネルギーです。

 熊野灘に面した家に長年暮らしているので、台風を肌身で感じてきました。
 四方から風を受ける位置なので、台風が接近して通過するのも家を揺らす風向きで感じられます。
 そして、伊勢湾台風などの戦後の大きな台風を経験してきました。
 幸いなことに私の家は実家の時も自宅になってからも小さな被害で済んでいます。
 伊勢湾台風では目の前で当時の木本堤防を高波が越えて裏の家をつぶしてしまうのを見ました。
 20年ほど前には、台風にも満たない熱帯低気圧?が伊豆沖を進行中に今の新堤防を波が越えルのを見ました。
 昨日同様快晴の日に周期の長い高波が押し寄せ、目の前の堤防の上に水が盛り上がったかと思うと越えてきました。
 当時は旧堤防が残っていて二重堤防状態だったので国道に落下せず無事に済みました。
 その時に西郷川の導流堤が崩壊し、国道42号線の橋が落ちました。
 お休みの日で市内の中学校では運動会をやって居た日の出来事です。
 時の市長の坪田さんが堤防の上を五本線の入ったヘルメットを被って一人で様子を見に歩いていたのを覚えています。
 「おい、えらいこっちゃぞ!」と声を掛けられて一緒に国道の崩落箇所を見に行きました。
 自宅から500mの所です。

 この災害の明くる日に上京して運輸省に陳情に出かけた結果作って貰ったのが「潜堤」です。
 その時、「議員の分の上京資金が役所で用意出来ないので、職員が親族に借りてまで上京しました。
 私もその一因で上京し、海岸の現状を訴え、たまたま、運輸省の技官が学生時代の旅行でここの海岸で一日過ごした記憶があったので親身になってくれたので、こんな田舎の小さな町を救うために日本初の外海に設置する潜堤を水槽実験までやって実現してくれたのです。

 こうした、台風の経験は数字じゃないんです。
 役所が持ち出す過去の事例なんて、嘘とは言いませんがまるで実態とは合いません。
 経験からしか分からないことも多いのです。
 そして、地元に残る伝承も大切な資料なんです。
 でも、どんどん消えて行きますね。
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 NIKON D800E NIKKOR 70-300 220mm 1/1000 f16

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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2013-09-25 08:17 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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