7日からお盆に入っています。
この辺では、7日にお盆に入るのは初盆の家だけですね。
初盆だと、7日には灯籠などを祀ります。
地域によっては、餓鬼のために「施餓鬼棚」なんてのを縁側の外に作ります。
お盆にお寺さんで行う法要も「施餓鬼」なんて言いますね。
自分とこの仏様だけでは無く、さまよう「餓鬼」にも施しをするものですね。
本来の宗教でしょう。
でも、自分ちの仏様は精進料理でもきちんとしたものですが、餓鬼用のは生野菜の刻んだのとか…
うまいものを食わせて居着かれても困るのかな?
お盆が7日に始まるので、他の行事は減ります。
でも、13・14・15の頃には今でも帰省客が増えます。
くまのでは17日の花火まで残る人も多いですから、その頃に行う行事もあります。
「同級会」なんてのもたくさんあるようです。
地元に残っている人が少ないので、お盆か正月にやらないと揃わないのです。
イベントでも、この帰省客を当て込んだものがあります。
16日に木本本町で行われる「古道通り夜市」とか飛鳥中学でやる「飛鳥夏祭り」などはそれですね。
昔だと、各地区の盆踊りに人が集まったのですが、盆踊りが消えて行くご時世になってきたので、イベントで人を集めようというのです。
子供の頃、雑誌に載っていたお盆のお供えは「茄子で作った馬」なんてのがあったように思いますが、この辺ではそんな細工はしなかったように思います。
雑誌やテレビが当たり前のように報じる一部地区の風習がどんどん広がっちゃうってのもありますね。
「恵方巻」なんてのもそれですね。
スーパーなんかは「これぞ商機」とばかりにはやすので、段々、全国区化しているようです。
おまけに、節分は何度もある…と言うことで真夏にも食わせようなんて動き出しているとか…
風習が消えて行くのも寂しいものですが、訳の分からないものが「古来の」みたいな顔をするのも困りますね。
16日の夜は本町の石畳通りで「夜店が立ちますが、井戸町松原の海岸では井戸の灯籠焼きの花火もあります。
この花火は井戸のもので、会場は熊野大花火大会の一部です。
一日違いですが、合流はしません。
「熊野大花火大会」も元は「木本の灯籠焼き」ですから、合流しにくいのです。
「熊野大花火大会」も、始まってすぐに「灯籠焼き」があります。
これは「木本の花火」の流です。
「藤の棚」…今は「ナイヤガラ」と言われる仕掛けはこの灯籠を焼くためのものです。
木本町の初盆の仏様なので、宗教・宗派も色々なので、一つのお寺のものでは無いです。
発祥は曹洞宗・極楽寺さんの灯籠焼きとして江戸時代に始まったようですけどね。
ブログ村参加しました。 ポッチ よろしくお願いします。
にほんブログ村