下の記事は「清流」の増刊号一面の記事です・
木本海岸堤防も今の新堤防の着工から四半世紀を越え、ようやく最終段階に入っています。
以前は「高潮対策」が主眼の堤防でしたが、前回の東南海地震から70年経過して、次の回が近づき、更には「南海トラフ大地震」まで予測されるようになり、津波対策の面が重要になって居ます。
これを受けて、国では堤防に開けられた通路の常時閉鎖に舵を切りました。
高潮・高波は予測され時間の余裕もあるので警報が出てからの閉鎖が可能です。
しかし、津波は地震発生から数分で到達することもあるので常時閉鎖しておかないと役に立たないのです。
近隣でも有馬や南牟婁ではすでに樋門は閉じられておりますが、木本海岸だけ開いております。
これは木本だけが堤防から浜に下りる階段が作られていなかったからです。
堤防が完成し、旧堤防の取り壊しの時に、新堤防が本来の役割を果たすためには樋門の閉鎖が不可欠ですあり、そのためには堤防から浜へ下りる会談の設置が不可欠だとして要望しておりました。
悪いことに、その年に台風12号関連の大水害が発生し、この工事は予算がありながら着工延期になっていました。
地震は明日起きるかも知れないので不安はあったのですが、我慢せざるを得なかったのです。
ようやく、今年から着工されるようになり、入札も終わりました。
計画の6カ所の階段のうち、二丁目の樋門から布袋町の樋門までの4カ所が今年度に作られます。
有馬とかの階段とは違い、幅1.8mのゆったりした物が出来ます。
工事に掛かるのは花火が終わり、台風の影響の少ない時期になると思います。
位置は樋門のすぐ脇で鬼ヶ城よりになります。
完成後は浜にでるのは多少不便になりますが、木本の市街地を守るために、門の閉鎖にご協力下さい。
ブログ村参加しました。 ポッチ よろしくお願いします。
にほんブログ村
熊野市周辺地図です