人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2013年 04月 18日

熊野の旅 旧奥川邸 旧栃尾邸

 熊野市木本町はこの地方の中心として、江戸時代には「奥熊野代官所」が置かれ、明治以降も県や国の出先も置かれてきました。
 交通面でも商業面でも中心をになってきた町で、そこそこの旧家とそこそこの建物がありました。
 それでも、よその古い町に比べると「どうじゃ!」と誇れるほどのお屋敷も商家も無いです。
 旧家と言われる家でも転出してしまい、空き家になり取り壊されてしまった物もあります。
 歯抜けだらけの町並みになって居ます。

 この木本町でも本町通りが古い町町並みと言うことなのですが、本来の木の格子のはまった家は数えるだけですね。
 その中でこの地方らしい立派な木造住宅の奥川家の建物が寄付されて、「旧奥川邸」として開放利用されてきました。
 「ツアーデザインセンター」などという不思議な名前ですが、無料で番茶が振る舞われていて、古道歩きの人に利用されています。
 ここは端から観光客からお金を取って…などと考えていないものです。
 寄付された建物でも古い木造ですから維持も大変ですし、私の目から見ると補修は完全では無いです。
 中は改造されていないので文化財的価値もあります。

 今回取り上げているのは「旧栃尾邸」です。
 ここも旧家で木本ではいい家です。
 ここは商工会議所会頭を長年勤め、南海電鉄系の会社が鬼ヶ城を観光開発して以来その経営にも携わって維持してきた方が当主だったのですが、なくなられて跡取りも熊野には居ないと言うことになりました。
 その家屋敷を熊野市が購入した訳です。
 この二つは同じ道筋で距離にして500m離れているかどうかと言う物です。
 すでに、公の休憩所が設置されているのに…
 あえてここを買って…
 2400万という巨費と投じてまで耐震化と改装をして…
 予定では週に二日だけ「カフェ」と「「テイクアウトの店」をやるのです。
 建物には文化財的な価値があるとは思えません。
 真ん前にある第三銀行発祥の一般民家の方が小さいですが価値があるはずだと私は思います。

 昨夜遅くに臨時で記事をアップしましたが、購入した建物を非公開のままで改装しようと言うことなので現状公開を要求していたのが実現したのです。
 期間も短くて不満ですが、この公開は熊野市民向けです。
 おそらくそんなにたくさんの人は来ないでしょう。
 でも、できるだけ多くの熊野市民に見ておいて貰いたいです。
 ほぼ、5000万円掛けて一握りの観光客と文化人的グループの満足だけ得ようとしか思えない施策だと思うにですがね。
 
 旧栃尾邸解放
   日時 2013年4月26日金曜日
            4月27日土曜日
       午前10時から12時  午後2時から4時 まで
   市長公室の職員が立ち会っているそうです。

d0045383_9162869.jpg

 これは旧奥川邸の竈です。
 時代的には新しく、大正か昭和初期でしょうけどね。
d0045383_9252356.jpg

 これは旧栃尾邸の前の一般民家の明かり取り天窓です。
 表の外装が改装されてしまいましたが完全の木本式商家の造りだったのです。

     
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2013-04-18 09:26 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/18572479
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 新宮と木本      熊野の旅 緊急情報 旧栃尾邸一般開放 >>