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LUZの熊野古道案内

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2005年 09月 23日

熊野の旅 熊野古道散策の食事 寿司屋

 熊野市は全国有数の面積を誇りながら人口は本州で一番少ない市です。おまけに老齢化は全国の中では先進地です。
 住民登録人口2万人老齢者が30%を越えています。つまり、福祉とかを除いた見込み客数は14000人になります。一つの団地より人口が少ないと言うことです。所得はこの紀伊半島の南のほうは全国レベルで見ると最下位に近い地域です。何せ、月給取りは市役所の職員、学校の先生、郵便局員、銀行員・・・昔居たNTTや関西電力は営業所を引き上げてしまいいなくなりました。これは熊野市だけでなく全国の過疎地の共通の現状です。
 自然が一杯・・・のんびりした生活・・・今流行の『脱都会』の生活をしています。望んでしなくても、その生活しかありません。1/3以上が高齢者ですからね。
 かつて、交通の要衝として、商業の中心として人の集まった時代の木本町は女郎屋まである賑わいだったのですが、交通の便が良くなり、観光客がバスに変るようになると、一気に様相が変わりました。バスの止まらない食堂は営業ママならず・・・
 自家用の時代になると『チェーン』の外食産業が展開をはじめ、個人のドライブインは次々閉鎖に追い込まれました。熊野市など紀伊半島南部はチェーンを組むには遠すぎて見込み客も少ないのでそのチェーンすら進出してきません。
 円高で国内観光の冷え込みはものすごいものです。人工の2割ほどを占める東京圏から紀伊半島一周の旅を計画すると、グアム島、バリ島よりも、ハワイよりも高くつくくらいです。特別に目的のある人、飛行機の怖い人以外はそちらに取られて当たり前です。旅行業者の窓口はきれいな海外旅行のパンフレットばかり、国内旅行は白黒印刷・・・
 色んな条件が加わって、地方には『レストラン』や『食堂』がなくなってきています。
 私でもそうですが、よその土地に行った時、得体の知れない個人営業の『ドライブイン○○』とか『レストラン××』などには入りづらいですね。昔はその辺の食堂に入るのが当たり前だったのですが、最近ではついつい『王将』とか『ガスト』などと書いてあるとそこに入りますね。これは『間違いは無いだろう』と言う心理でしょうね。
 熊野は元々人口もさほど無く、立派な料亭など無い町でしたが、戦後増えていたのが『寿司屋』です。今でも街中に数多くあります。魚が新鮮だったからですね。
 今では寿司ネタも輸入品が多くなってしまい、『ネタがあるからうまい寿司が出来る』のではなく『客の口が肥えているからいいネタでなければ・・・』になっているわけです。
 熊野の人は人が来ると『寿司』を取って出しました。それも、『シビ』の寿司が主体でした。それだけ『シビ・マグロ』には口が肥えていたのです。おまけに寿司屋がやたらと多いので寿司ネタには各店共に力を入れていました。おかげで、新宮の人が熊野まで寿司を食いに来る様な時代も在りました。
 しかし、時代は変わり、今流行の『回る寿司』が進出してきて、客はそちらに取られています。これも、都会での現象と同じですね。都会なら、一人前5千円一万円の寿司でも客は居ますが熊野では一人前800円とかです。今の代の親父さんは続けるでしょうが跡継ぎの居る店はほとんどありません。
 木本町・井戸町に寿司屋は一杯あります。昼ごはん時に開けている店も多いですから、町の人に『近くに寿司屋ありませんか?』と、聞いてください。歩いて5分以内に必ずありますから・・・
 それから、ここでは気張って上寿司を頼む必要ありません。そんな金があるなら、普通のを1.5人前頼んだ方が得です。都会の暖簾の掛かった寿司屋よりはるかに安いですからね。
 ただ、カウンターで注文しながらと言うのはやはり何処でも同じように色々ある可能性はあります。やはり、『時価』も在りますから・・・
 昼飯なら、通りすがりの寿司屋で『桶』で頼んで食べれば、スーパーの弁当に毛が生えた程度で食べられます。
 それでも、大きな看板の『回る寿司』に観光客の車が入ってゆきますね。
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by je2luz | 2005-09-23 12:01 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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