旅をするということはなれ無い土地で歩き回るということです。
都会なら適当に歩いていれば、美味しい美味しくないは別として、蕎麦屋やラーメン屋くらいはあちこちにあるものです。しかし、田舎ではそうは行きません。徐福ゆかりの波田須などに行こうものなら、食堂どころかお店屋さんもありません。中心部に近いところでも数は限られます。
田舎で歩き回ると言うことは、見つけたらとりあえず食事を確保することです。それと、地元の人に気楽に声をかけて尋ねることです。
熊野市内の熊野古道散策のメインは花の窟と獅子岩を見て木本町を抜けて松本峠へ・・・こういうコースでしょうね。
このコースでは国道42号線を歩く区間が多くなります。
花の窟と獅子岩の間の数百メートルの間が食堂のある場所です。
なんでもありのレストラン
「しらさき」とか讃岐うどんの
『小六』や韓国料理の店などがあります。うどんでよければ小六さんのうどんは評判が良いです。
この区間以外には国道に面して食堂はありません。しかし、獅子岩と鬼ヶ城の中間地点、熊野市駅から海岸沿いの国道に出たすぐそばにはファーストフード系の店が集まっています。
お弁当の
『かまどや』、ハンバーガーの
『モスバーガー』、ピザの
『アオキーズピザ』が軒を並べています。食堂の
『岡田屋』もあるのですがここは夜だけの営業です。
このファーストフード店で食料を調達して目の前の七里御浜で食事をすれば熊野らしい景色を見られます。
ただし、食べ物のゴミは必ず持ち帰ってくださいね。
このファーストフードのある国道をそのまま進んでも松本峠に行けますが、店のそばにある細い道を抜けて一本山側の道を使えば、無粋な国道ではなく、木本町の
『本町通り』を歩いてゆけます。昔は商店が並んでいましたが、今ではほとんど何も無い町屋が並びます。本町では食事は出来ません。もう二本山側の駅前から延びる
『記念通り』にはスーパー・オークワもあり、食堂も数件あります。
銀行の
ATMは記念通りの銀行とオークワにあります。郵便局のATMは本町通りの中頃の特定郵便局にあります。
「モス」の隣に「かまどや」すぐそばに「アオキーズピザ」です。
後ろに見える山が松本峠です。