LUZの熊野古道案内

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2005年 09月 20日

熊野の旅 熊野古道の行事 木本祭り

 秋になると日本中祭りがあります。
 街中は夏祭りが盛大ですが、田舎に入ると夏なんぞ祭りをやっているほど暇じゃなかったので、盆踊りを除いて祭りは秋になるところが多いですね。
 この地方でも、鎮守さまごとに豊作感謝の秋祭りがあります。
 この秋祭りは以前には11月から12月にかけて行われていました。それと言うのも稲の刈り取りが今のように8月から8月の上旬なんてのではなく、10月から11月だったからです。
 台風シーズンを越してからの刈入れなので被害を受ける率も大きかったのです。それを避けるために、早場米化するのに品種改良がされ、栽培方法も温床での苗作りなど改良されたのです。田植えも一ヶ月以上早まりました。それに伴い、色んな行事も時期をずらしてきました。
 秋祭りも、ほとんどのところで早められています。おまけに、定着している若い層がサラリーマン化していますから、何月何日では参加者が減ってしまうようになりました。それに伴い、何月の第何日曜なんてことになってきました。暦を見ないと祭りの日が分からないのが増えました。

熊野の中心木本町の秋祭りも昔は11月だったようですが、10月10日になっていました。これは『体育の日』で祭日だったからです。この祭日が日日変動型になると共に不都合が生じ、今では10月第二日曜日本祭り、その前夜が宵宮と変わっています。
 旧暦から新暦へ・・・生活形態によって更に変更へ・・・これで良いと思います。どうしてもこの日で無ければなどという性格のものでは無いですからね。

 木本祭りは非常に時間の掛かるお祭りです。広くも無い町内を一回りするだけなのですが、朝早く私の町内の山車が出発するのを皮切りに始まり、最後に神社から出たおみこしがこの町内の稲荷さんにおなりになりお帰りになるのは夜中の10時とかひどいときは12時ごろになります。
 各町内は自分のところに出し物が帰れば解散してしまいます。私の町内は一番先に出る分一番先に解散で、ごご2時ごろには終わっています。夕食を食べて、ゆっくりテレビでも見ていると、神社にみこしが帰った合図の号砲がなります。時計を見て、『今年は早かったね』などと10時ごろなら言います。
 このようにこの祭りはピークも無く長いので見物には向きません。町内に交通規制がかかり観光客の方には御迷惑をお掛けいたします。

 この祭りでは写真のような『奴さん』が参勤交代の行列のようなものを演じます。今では伝統の『六歩』と言われています。
 この町には代官所はありましたがお殿様も居らず、この街道は参勤交代の行列も通らないところです。紀州公は和歌山からですからね。
 この行列は昭和になって始まったものだと言うこともはっきりしています。よそで見てきて、『これはいい、俺らもやろうぜ・・・』と、始めたそうです。
 行事と言うものは5年もやると『恒例の』になります。10年もやると『伝統の』に変わります。50年も経つと『由緒ある』物だそうです。
 今年は10月9日になります。
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by je2luz | 2005-09-20 11:50 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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