LUZの熊野古道案内

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2005年 09月 13日

熊野の旅 熊野の周辺 北山山系に地盤

 わざわざこんなことを書くのは、熊野市の外れから、伯母峰峠を越え、吉野郡川上村に至る一帯の地盤は恐ろしく悪いものです。

 高い山がそそり立つので、しっかりした岩盤が、デンと座っているように思えますが、ところがどっこい、これが全山、岩の砕けたものがかろうじて積み重なっていると言うところが非常に多いのです。プレート活動と造山運動によって破砕されてしまったのでしょうか・・・

 その関係で、この国道169号線は晴れては石っころを繋ぎとめる水が不足してバラバラとバラスが落ちてきます。雨が降れば当然のようにバラバラ・・・冬になって凍れば膨れてバラバラ、溶ければまたバラバラ・・・要するに大きな山崩れが無くてものべつ石が落ちてくる道路です。
 最近では防災工事がすすんで路面まで落ちてくることは少なくなりました。その分、斜面はほとんど金網張りになってしまいました。

 極端な例は、川上村に出来た『大滝ダム』です。最悪の地盤のところにダムを作り、素人が見ても『大丈夫なのかなあ』と言っていたのですが、案の定、水をため始めると、集落を載せた地盤全体が、今までの水のバランスと変わったので、崩れ始めたのです。礼によって、作り始めたものは何が何でも完成させると言うことで、ダムの貯水池全体をコンクリートで固めるような工事を始めています。
 そもそも、このダムは昭和35年、調査に着手したのに、着工したのは昭和63年と言うもので、必要性にも疑問符が打たれているものです。

 川上村は戦後にも大事すべりを経験しているところです。言うなれば、それだけ危ない地盤なのです。

 紀伊半島の背骨のように見えていますが、決して頑丈なものではないのです。
 日本列島はほとんどそうですが、この紀伊半島、紀伊山地も少し走ると地質が変わるほどごちゃ混ぜ地盤です。
 いたるところに清水が噴き出していますが、それだけ岩に裂け目があるということでもあります。

 天気の良い敵は良いですが、豪雨の時は下手なところに車を止めないでください。
 止める場所?
 谷は駄目、尾根の切り取りのところは駄目、若い木の生えているところはもっと駄目、新しい家の敷地は駄目・・・・なだらかで、1000年以上の木があって・・・そんな場所ですね。
 この山間部にはあまりありません。安全な場所にあるはずの鎮守様も竜神様もダムに静めましたからね。
 川上村の竜神様は日本最古に近かったはずですが・・・一応移っていただいてはいますが・・・
 湧き水はほとんどの場合その上に家があるということも無いですからきれいなものです。

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カメラは KODAK RETINA 1a XENAR 50mm2.8付け

by je2luz | 2005-09-13 03:44 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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