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LUZの熊野古道案内

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2013年 01月 26日

熊野の旅 城下町

 熊野にはお殿様は居ませんでした。
 だから城下町にはなりませんでした。

 日本最古の神社・「花の窟神社」はありますが、都からも遠く、古代信仰の形で社殿すら無いくらいですから「門前町」にもなりませんでした。

 近代では「挙母町」が「豊田市」になったように。「企業城下町」も生まれました。
 しかし、この地方では、せいぜい新宮周辺にパルプ・製紙工場が三つ出来た程度で町を支配するほどのものでは無かったです。
 たった一つそれらしく見えたのは「鵜殿村」でしょうね。
 2Km四方しか無いところに大きな「紀州製紙」の工場が座ったので城下町と言うより工場が叢を占領していましたからね。
 狭すぎて社宅などは隣の紀宝町にたくさんありました。
 それでも、財政面では工場のおかげで随分楽で、地方交付税の非交付自治体だったこともあります。
 製紙業界の不況でそれも無くなり、とうとう合併して『鵜殿村』が消えましたね。

 この「企業城下町」の一つ、亀山市が近年は大変な状況のようです。
 シャープ自体の存続が取りざたされるのですから仕方ないでしょう。
 隣の尾鷲市は「中部電力・三田火力発電所」のおかげで城下町化していなしたが、無人化に近い合理化によって財政が一気に悪化しましたね。
 このように、「企業城下町」も安泰では無くなりました。
 九週当りでもキャノンなどの撤退や合理化でひどい状態の所もあるようです。
 なにしろ、自治体の財政って言うものは、入ってくる以上に上乗せして使う構造ですから、調子のよい時に思いっきり財政を放漫経営化しますからね。
 広がった財布は閉められないのも行政なんです。

 こう見てくると、城下町にならなかった熊野はバブル崩壊もリーマンショックも円高もあまり影響受けませんでした。
 城下町にならなかったのは、昔の奈良県奥田知事のようなポリシーからでは無く、土地が異常に高かったという条件もあったのですけどね。
 パイルを二本継ぎで打ち込んでも届かない沼地を20万円じゃ無ければ…なんてのがありましたからね。
 よそでは出来上がった『工業団地』が5万円でも売れていないのに…

 こんな町なのに…
 近年の財政支出は大盤振る舞い…
 「高速道路」が出来れば元を引くなんて…
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2013-01-26 08:48 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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