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LUZの熊野古道案内

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2013年 01月 20日

熊野の旅 自治会 

 熊野市内には旧南牟婁郡時代の町村であった「町」という大きな「自治会」があります。
 更にその下に「大字」と言われた大きめの「自治会」があり、「区」とか「集落」とか「町内」と言われています。
 そして、地域によっては「字」単位の会もあります。
 そうした成り立ちですから、人口が合併当時で3万人ほど、今では紀和町もくっつけたのに19000人ほどになっても、「自治会」の数は変わりません。
 平均して会員数が1/3減少したのです。
 それに高齢化が加わりますから「自治会」の維持が大変になっています。

 今日は飛鳥町小阪の「初集会」という総会です。
 区民ではありませんが、出身地なので役職上出席します。
 ここもご多分に漏れず、過疎と高齢化が進んでいますから、出席者が年々減っています。
 集会所は集落のほぼ真ん中ですが、遠い人は1Kmほどあります。
 それだけの距離を歩いてくることが困難な人が増えたと言うことです。

 この集会(総会)でこれからに一年の申し合わせが行われます。
 かつては、「日傭賃」を決めるのも重要事項でした。
 ほとんどの人が「山刈り」や「農作業」の仕事で雇われていましたからね。
 今と違い、世の中の物価は上がるし、賃金も上がらないと…
 でも、当然のようにこうした集会では雇い主より雇われ人の方が多いですから、労働組合の集会的な中身になりがちでした。
 それでも、親の代から同じ家の仕事をしてきているとか言う流れもあって、無茶な要求にはならなかったようです。
 いまでは取り立てて決めなくてはならないほど働く人も居なくなったのです。
 一見平和ですが、本当は悲しいことです。

 もう一つ、戦後の「新生活運動」以来繰り返し決まられてきているのが、「香典」や「病気見舞い」ですね。
 田舎はつきあいが濃いめですから、そうした付き合いも放っておくとどんどんエスカレートするからです。
 「香典は集落内は500円」だとか…
 決めても越えちゃうのですが決めないと…

 ここまでは良いのですが、昨年には、毎年やり方を決めてきた「初盆の追善盆踊り」とうとう中止に決まりました。
 お寺さんがやるのは別として、「小阪区」としてやるのが無くなったのです。
 過疎が進むと「初盆」も減ります。
 そして、子供達が外に出ちゃっているので、初盆にも帰ってこない事も増えていますし、帰ってきても地元とも付き合いが切れてしまってどうして良いのか判らないとか…
 集落が崩壊してきた一つの表れですね。

 盆踊りも「保存のため」に踊るようなものになってきました。
 単純で激しさも無く、一晩中踊っていられるような「ヤッサノセ」は誰でもすぐに覚えて踊れる代わりに、舞台で踊って格好つくものでは無いです。
 私も普段は忘れていますが、踊りの輪に入ればすぐに思い出せるというものですからね。

 子供達の歌から「古い童謡」や「小学唱歌」が消えて、世代を超えて共有するものが消えて行く日本・・・
 田舎では、それに加えて「盆踊り」まで消えて行きます。
 「ソーラン」なんてのを踊る子供が少し居ますけどね。
 積極的に「世代断絶」を図って良いことってあるのでしょうかね?
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2013-01-20 09:44 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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