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LUZの熊野古道案内

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2012年 12月 19日

熊野の旅 熊野の屎尿処理 1

 熊野ではくみ取り式・浄化槽・合併槽が混在しています。
 公共下水道も農村集落下水道もありません。
 浄化槽も随分増えていますが、立て替えが進みませんからくみ取り便所はあまり減っていないでしょう。
 これらの処理は芝園の屎尿処理場で処理されています。
 ここの処理場は改修改良を重ねながら使っています。
 前回の改修は西地市長の時で20年ほど前でしょうね。
 そのときも、敷地の関係で既存の施設を稼働させながらその地下まで工事するという手法でやりました。
 そこまでしてそこでやるのは、こうした施設が動くとなると大変なことになるからです。
 残念ながらこうした迷惑施設を受け入れてくれる地域などありません。
 さらに、焼却炉より始末が悪いのは処理済みの配水がどうしても放出されるから、山手の方には行きにくいのです。
 東京の神田川のように汚れているところでは小滝橋の処理場を近代化して放流水を入れたら川がきれいになったと言うことも起きますが、熊野市内で理論的には飲めるまで浄化された排水といえども、大又川に放出するなんて許して貰えませんね。
 淀川なんかでは下水処理場の下流で上水道の水を取っているのですけどね。

 芝園の処理水はすぐ裏にそんなにきれいではない産田川が流れているのですが、そこには出さないでパイプで浜まで引っ張って海に出しています。
 初期の排水はかなり栄養分の多いものだったようですが、改修ごとにきれいなものになっています。
 この辺りの浜はあまり人が出ないところですが、どこに排水が出ているか分からない人がほとんどでしょう。

 今年から始まって二年ほど掛けて改修工事があります。
 恐ろしいほど金が掛かるのが焼却炉とか屎尿処理施設です。
 焼却炉も15億かかりましたし、作ってから15年ほどで作ったのと同じだけ補修管理に掛かります。
 なんだかんだで、こうした処理だけで市民一人2万円かかるというのが常識なんです。
 文化人の一部では、「資源ゴミなんか分別するより焼却する方が良いのだ」なんて意見もあります。
 きちんと分別していれば、スプレー缶が混じって係員が火傷したり、炉の煉瓦が落ちたりする事故もなくなります。
 煉瓦を壊して修理すれば千万とかの金が消えるのです。
 台所ゴミが減ればダイオキシンも減るのです。

 そうそう・・・
 浄化槽が増えても屎尿処理場の負担は軽くなりません。
 浄化槽というやつは毎年そっくりくみ取ります。
 それが屎尿処理場に搬入されます。
 直接くみ取るより薄まっていますが、量は数倍から十数倍にふくれています。
 立米当りの微生物さんの負担が少し軽くてもプラントの処理量が増えてしまうのです。
 一般にはそんな事態が起きるとは思われていませんけどね。

 今度の処理場の建屋の上は避難所を兼ねるはずです。
 あの周辺は山からも遠いし高い建物もないし、千年に一回とかの津波には逃げ場がないのです。
 きちんと設計に組み込むかどうかは目を光らせていないといけませんけどね。
d0045383_1241724.jpg

     
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-12-19 12:05 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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