今日は育生町大森神社の「どぶろく祭り」です。
昨夜からの雨もようやく止みかけていますが山間部の方が止むのも遅いし…
出かけるのを躊躇しています。
飲みに行くのでもお参りに行くのでもないので…
このお祭り、このところ天気に恵まれませんね。
前の日の大雨だったり、当日の天気がおかしかったり…
天候が固まる季節なのに…
逆向きの特異日なのかもしれません。
どぶろくの香りに雨の神様が引き寄せられるのかな?
こうした行事が文化財指定されてゆくのですが、維持するのも大変です。
今年復活すると言われているのが、「金山の相撲取り踊り」です。
岡本実先生の「金山の史話」と言う本にも出ていますが、金山神社の遷宮の時に踊られた物らしいです。
江戸時代からのものらしいですが、すでに昭和48年(1973)頃には消えかけていて、復活させようと古老にお願いして習ったのだそうです。
その当時でこれを覚えていたのは笹本仙治さんとか79歳の老人ばかりだったのだそうです。
遷宮の時の「お木引き」とか「お白石もち」の時に行われるなんて、めったに無い物だと消えるでしょう。
毎年行われる盆踊りでさえ消えようかと言うのですからね。
そうして昭和に復活させた「相撲取り踊り」もまたまた消えていたようで、今年復活させて25日の金山神社のお祭りとその夕方のイベントで披露されるようです。
昭和の復活運動から40年ほどですね。
その時に古老から習った青年がもう老人です。
本当に消えてしまう直前だったでしょう。
今の時代は動画で残せるので復活もさせよいかもしれませんが、この平成の復活踊りがいつまで継続できるやら…
踊りは三種類あったそうです。
「相撲甚句」、「ストトコ節」、「胸たたき」…
最後のは「高見盛」を連想させますが、どんな踊りでしょうね。
イベントは25日午後5時から金山多目的集会所で、金山町健康を守る会の発表会です。
そんなに大きな集会場ではないのでどっと押し寄せたら入れないでしょうけど、金山もどっと押し寄せるほどの土着の人は居なくなっているのでしょうね。
その日の昼間の金山神社のお祭りでも奉納されるようですが、時間は分かりません。
金山は古くから落人?が住み着いたり、独特の風習もあったようです。
地名も「かなやま」だったり「かいのやま」だったり…
今はみかんなど作れますが、水田が頼りの時代には苦労したと思われる地形なんですけどね。
この金山神社のおかげで昨年の大水害から守られたともいえるところです。
興味のある方は出かけてみてください。
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