LUZの熊野古道案内

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2005年 09月 06日

熊野の旅 熊野古道関連事業 2

 世界遺産誘致の当時から、いわゆる実績作りとしての事業が古道沿線で随分行われました。
 言い出しっぺは三重県知事ですから三重県側のほうが早くから熱心でした。三重県の南の端の方、紀州藩領だったところを『東紀州』と呼ぶようになり、『東紀州活性化計画』の中から浮上してきたのが『世界遺産』でした。その前にあったのがあっという間に頓挫した『リゾート法』によるリゾート開発計画です。頓挫はしたのですがその事業の残骸はいまだにくすぶっています。
 戦後の一台事業として開発した『金山パイロット』(かなやま)の蜜柑園をぶっ潰してゴルフ場にしようという計画です。名古屋から220Km大阪から180Kmも離れたところに無理矢理ゴルフ場を作った誰が来るのでしょうね。計画段階で全国でゴルフ場があまり会員権販売が詐欺だと騒がれていました。おかげさまでゴルフ場は計画段階で中止になりました。その後は、『フルーツフラワーパーク』などというものが浮上しました。これも神戸の近くとか名古屋の近くに作られた施設です。『世界のフルーツの木を植えて観光客を誘致する』がうたい文句でした。東京からの交通費がグアム島より高いところへ作り物の熱帯果実を植えて誰が見て嬉しいでしょうね。独自性も何もなし・・・
 どうしてそうなる?理由はコンサルタントと言う無責任集団にあるのです。昔からこの手の会社はまともに考えもしないで企画書を作ります。ひどいときは同じものの、地名が○○市から××町に変わるだけなんてのも存在するのです。地元の企画力のなさの他に、補助金を得るためにはこのコンサルタント会社の企画書が必須条件なのです。なぜ?裏は分かるでしょう・・・
 これら一連の計画が作られ変更され流れてしまうまでに、恐ろしいだけのコンサルタント料が支出されています。全国の納税者の方に申し訳ないことです。くだらない計画、頓挫するのが分かっている計画にお一人様10円以上に寄付を頂いたのですから・・・ただ、このお金は熊野では使われていません。田舎で書くことが許されないものですからね。
 熊野古道世界遺産計画も企画段階でのものすごい出費、どうしてここまでやるの?という実績作り・・・恐ろしいものでした。こうした実態はあまり表に出ませんし、無駄の固まりでも表面だけ見て『歓迎ムードがある』とか『よく整備されている』とかよその人は簡単に受け止めているときがありますね。
 果たして、熊野古道にそれが要るのか??ここがなぜ世界遺産の価値があるのか??
 もっと、何も無いことの良さが分かってもらえるようにならないと、熊野古道のようなものは長続きしないでしょうね。
 でも、これからも、客が来ないから企画の見直しとか・・・
 ひたすら神に会いたくて越えてきた峠なのですから・・・そのままで着たい人だけに来てもらって・・・道を聞かれてら指差して教えてあげて・・・曲がり角まで案内してあげて・・・
 それが一番だと思うのですがね。
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 案内板に頼らなくてもどこの家でも聞いていただけば道は教えてくらますよ。熊野には忙しい人は居ませんから・・・

by je2luz | 2005-09-06 05:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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