LUZの熊野古道案内

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2012年 11月 13日

熊野の旅 雨の市民運動会

日曜日は朝から雨…
市民運動会は。急遽、市営体育館に会場が移されました。
熊野市の市営体育館はかなり古いものです。
昭和30年代?に県体か何かで作ったものらしく、古い古い規格です。
バスケットが一面…バレーなら二面なのかな?
でも、二面取ったらサーブも下がれないでしょう。

この中での運動会ですから、私が行った時に「パン食い競争」をやっていましたが。スタートからパンまで約7m…競争ではなく餌付け状態でした。
狭い体育館なのでものすごく盛況に見えました。
アメリカの大統領選挙では狭い会場を使って盛況に見せることが多いらしいですね。

参加者は当たり前ですが、少し偏り気味かな?
全く、こうしたことに縁の無い市民を呼ぶのは難しいでしょう。
あまり長居する気もしないので帰って来ましたが、この運動会でも人寄せに「持ち撒き」があったそうです。
雨で参加者も少なかったのでものすごくたくさん拾えたそうです。

かくかように、熊野では「持ち撒き・餅ほり」は文化なのです。
沖縄では何をやっても踊るそうですが、ここでは何があっても餅を放るのです。
主催者が民間でも、役所でも…
夏場は餅が黴るのでやりませんが、寒くなってきて黴の心配がなくなる頃から春までの間は「餅ほりシーズン」です。
「まつり」山の神」「七五三」「建前」「厄払い」…そして「イベント」でも…
こんなに餅を撒いてどうやって食べるのでしょうね?
餅拾い部隊のおばさん(おばやん)達は専用の大きなポケットが前に付いたエプロンを持っています。
スーパーの袋を持っているのはまだまだ素人なんです。
買い物籠は入れよいのですが、これは引っ繰り返るとせっかく拾った餅をばら撒いてしまうので駄目なんです。
ぶちまけちゃって地面に転がれば、所有権が消滅します。
場所取りも大切だし、「こっちに抛って!」とタイミングよく声をかけるのも大切みたいです。
そのためにも、投げ手の名前も知っていた方が良いみたいです。
ご指名で「抛って」と言われると、その声のほうについつい投げてしまうようですからね。

餅ほり文化圏は紀州に広がっているようです。
昔は全国当たり前だったのに、段々廃れたようですね。
熊野市は郷土文化や踊りなどあまり無いですが、この「餅ほり文化」は大切に残してきています。
教育委員会でもこうやって保存に協力しているみたいですね。

都会なら「公園デビュー」なんて物でしょうけど、この辺で近所のおばちゃんに仲間扱いされる近道は「餅拾い軍団」に入ることでしょう。
他所から来ると恥ずかしいようですが、思い切って飛び込んで拾い出すと、そんなのを忘れて楽しめるようですよ。
昔ほど踏みつけられたりすることは無いようです。
だって、昔のようにこの餅に「食い扶持」が掛かっているわけではないですからね。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-11-13 09:18 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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