LUZの熊野古道案内

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2005年 09月 05日

熊野の旅 熊野古道関連事業 1

 熊野古道が世界遺産に指定され。当初はここ熊野にもハイカーが多く見られました。しかし、その客足も段々落ちてきました。
 レピーターが来ることはほとんど無い所です。古道踏破を考える人は何度も紀州を訪れます。しかし、同じ道は歩きません。進行の面で訪れる人は本宮・速玉・那智の三社には何度でも参拝しますが、熊野古道はそこへの道に過ぎないのです。
 都会の街中や郊外にある京都疎水の道ねどとは違いますから、物思いにふけるため・・・なんて場所ではありません。
 役所や『世界遺産』という金看板に期待した人たちは『なぜ客足が伸びない?』と、考えました。その結果、『歓迎ムードが足りないのだろう』という結論になりました。手作りの手書きの幟が染め抜きになり、道路標識が立てられ、歓迎施設?は増えました。それでも人は増えません。まして、お金は落ちません。そこで考えたのが『町のムードを高めよう』でした。その方向がやはり、公共事業誘致の方向に大きく傾きました。以前に紹介した町屋の残る『本町通り』の舗装をやり直して『石畳』にしよう・・・と言うものでした。役所の方は二つ返事でというより役所の方が熱心に動きました。
 全国随分この形の街作りを見させていただきました。真新しい石畳が立派でも町並みにはそぐわない・・・結構多いです。ドイツのロマンティック・シュトラーセの石畳のように町と共にあったものではないからです。きれいに切り出され磨かれた敷石が並ぶ・・・最近では石は濡れると滑るからと表面をもう一度加工してノンスリップ加工したものまであります。ここ本町は設計段階ですがそのノンスリップ石材になりそうです。
 今のところ、普段この道を歩く観光客はほとんど無し・・・です。並行する国道を歩く人のほうがまだ多い方です。
 元々、本町は砂利道でした。ふんだんにある玉砂利を敷き詰めるので『ガシャガシャ』と言う音が響いていたものです。ほこりは立つし歩きにくいし・・・それに戻すわけには行か無いでしょうがね。
 後数年すればこの本町通りは石畳で皆さんを迎えてくれるでしょうね。ただし、10年も経つと無人の家がずらりと並びます。ぐっと世界遺産的になります。
 ただ、熊野古道自体は数百年の時を越えてきたものです、こんな小さな変化ではびくともしません。御安心ください。


by je2luz | 2005-09-05 13:32 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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