LUZの熊野古道案内

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2012年 09月 19日

熊野の旅 熊野では普通じゃない

 熊野は関西で「うどん」圏内です。
 雑煮の餅は丸です。
 当然、うなぎは蒸しません。

 でも、同じ関西でも京都と違い味は濃いです。
 いや、しっかり、はっきりした味です。
 煮物は何で味をつけたか分からない色ではなく、ちゃんと醤油を使ったことが分かるように真っ黒に仕上げます。
 最近上品な奥様が増えてきて、薄口醤油だ、白出汁だというようですけどね。
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 これは庭に転がっている「冬瓜」です。
 長さ55cmと言う代物です。
 簡単に大きな物が出来る実物野菜なのですが、熊野では昔から作られないし食べられてきませんでした。
 スーパーでもたまに見かける程度です。

 「冬瓜やろか?」 と言うと…
 「どやって食べるん?」と言われます。
 「茹でてから炊いて食べるんやで、」
 「やったことないさか、炊いてからくれる?」 と、言われるのです。
 
 なぜ食べない???

 自分が食べてみて思うのは…
 冬瓜自体に味が無い…
 煮崩れし良い…
 醤油で煮ると恐ろしく汚らしくなる…
 同じ見かけなら、大根の方が口当たりもしっかりしている…
 
 こんな所でしょうかね?
 煮物が大きな鉢にちょこんと鎮座している京料理とは違い、器にてんこ盛して食べる田舎流には向かない食材でしょう。
 でも…
 この辺も落人が戦のたびに落ちてきた所ですよね。
 都人も住み着いたでしょうに…
 都の人も新宮・本宮までは熊野詣に来たでしょうに…
 ひょっとして…
 都の人も、口で言うほど「冬瓜」がおいしいと思っていないのかもしれません。

 夏から秋への味覚だそうですが、少なくとも「熊野の味」の中には入りません。
 何個も転がっているので、今年も小料理屋さんに貰ってもらいます。
 少なくとも何十人かの熊野人はもうすぐ冬瓜を食べることになるでしょう。
 板前さんが料理するのですから、おいしくなると思います。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-09-19 09:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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