LUZの熊野古道案内

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2012年 08月 30日

熊野の旅 残土捨て場 

 昨日の続きです。

 熊野―尾鷲の間はどこを通っても山ばかりです。
 今の42号線はかつて矢の川峠808mを越えていた物を長いトンネル二本で短くした物です。
 紀勢本線はこのルートではなく海岸線を通りましたが、この区間は約6割がトンネルと言うことです。
 そして、今工事中の高規格道路も紀勢線同様海岸ルートですが、やっぱり景色を楽しむなんて程遠いトンネルの連続です。
 と言うことは、膨大な量のトンネル工事の残土が出ます。
 これって、本来は「産業廃棄物」ですよね。
 きれいな石の砕いた物ですけどね。

 こうした残土はどこかを埋め立てて処理するのですが、海を埋めるには「公有水面の埋め立て」と言う手続きが必要です。
 議会の議決もいる事項になります。
 海って広いですから、ほんの少し埋めるだけで膨大な残土を飲み込みますが、熊野市には埋め立てできる海はありません。
 と言うことで、工事現場から遥かかなたの金山の山の上に捨て場を探したのです。

 高速道路なんてものは、国が設計し、出てくる残土の量や盛土に必要な土砂の量などはかなり正確に計算、予測されているはずですよね。
 私が庭の土を動かすようにまるで予測も出来ないなんてことはあり得ないでしょう。
 しかし…
 不思議なことに、当初用意した場所ではまるで足りなくて、急遽、用地を増やさなくてはならなかったのです。
 なぜなのか???
 私には分かりません。
 そして、昨日の記事のようにものすごく変更されたり…
 工事の進捗状態からすると、後から購入して用意した残土捨て場が盛り上がるほど埋め立てされないと予測されます。
 将来、大泊から先の延長工事が始まってこの残土捨て場周辺に道路が来るときには、又又、トンネルですから残土は出ますけど、そこまで計算したのでしょうか?
 路線も決まらず、着工命令も出ていませんのにねえ…

 まあ、残土捨て場がものすごく大きく用意されていたので、台風12合関連水害の後の井戸川浚渫の土砂なども簡単に受け入れ出来たので工事がすぐに出来ています。
 これも予測していた訳ではないはずです。
 膨大な量が運び込まれてもここではほんの少しにしか見えません。
d0045383_827220.jpg

 地形的には「最終処分地」に向いているのですが、ここをそういう使い道にすることは出来ないですね。
 これが、よそにあるような変な会社の残土捨て場だと、知らない間に「産業廃棄物捨て場」に化けちゃうのです。
 そんなときでも、前の写真のようにきれいな土で覆って隠しますけどね。
 
 ところで、ここは、「市民農園」「試験農園」に化けると言う予定なんです。
 「農地転用しにくいから、そういうことにしておく。」と言うのならまだ分かるのですが、市内全域で放置される農地が増える一方なのに、なぜ???
 大都市近郊でもあるまいし…
 「トンネル残土のような石を砕いたような土地ではまともな農地にはならないでしょう。」と、質問すると…
 『古い畑の土には黴菌など余分な物があるが、礫栽培だと理想的な栽培が出来る』 と、答えた人がトップですからねえ…
 文化人が喜ぶような税金垂れ流しの「趣味の農園」「熊野市直営農園」が出来るかもしれません。
 お遊びが大好きなお人みたいですからね。
 そんな金があったら、市民の命を救う方に血道をあげてほしい物です。
 予算組み換えを要望してもまるで考えもしてくれません。
 遊びの金は別の財布みたいですし、「熊野市の金はほとんど使わないから構わないだろう!」と非国民的開き直りまで見せます。
 せっかくの行政能力があさって向いているようです。

 熊野市の金が少ないといっても、15~20%ほどの自主財源は要るし、残りも「日本の金」なんですよね。
 この感覚って、ものすごく日本人的なような気がします。
 全国の自治体、中央省庁も同じ感覚で金を使いますものね。
 「欲しがりません 勝つまでは」という言葉を復活させなくてはならない時期なのですけどね。





 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-08-30 08:27 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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