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LUZの熊野古道案内

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2012年 08月 15日

熊野の旅 50周年 県立紀南高等学校

 この地方には二つの県立高校があります。
 一つは戦前の木本中学校と女学校が戦後の学制改革のときに合併して出来た「三重県立木本高等学校」です。
 「木本高校」は色んな学科をもつ総合高校として歩んでいます。
 これは昔の女学校だった場所で木本町にあります。
 もう一つは今から50年前に出来た、「三重県立紀南高等学校」です。
 こちらは、戦後の子供が多かった時代、そして、高校進学率の高まりで足りなくなったので作られたもので、南牟婁郡御浜町阿田和にあります。
 
 三重県がこれを増設するときに、「紀南高校」は普通科だけの高等学校として進学校をも目指したようです。
 開港の頃には木本高校のベテラン英語教師、日本史教師などを転属させていましたからね。
 しかし、後進の学校で、場所も環境が良いとはいえ、人口の多いところから外れた郡部にできたと言うこともあり、県の思惑のようには生徒が振り分けられなかったようです。

 さらに、「高専」と言う学校が生まれて、国立高専のほかに私立も認められて、紀南高校よりは中心に近い熊野市有馬町に「近畿大学付属熊野工業高等専門学校」?も同時期に開港しました。
 全国で高校の開港ラッシュだった頃です。

 私が高校に進学した頃…
 ここには「木本高校」しかありませんでしたが。進学率が18%とかの時代なので、定員400名ほどで、落ちるのが普通科・商業科・家庭科の三つを合わせて20人ほどだったと思います。
 それが、10年もしないうちに三つの高校になっても落ちるほど高校進学者が増えたのです。
 でも、その頃にはすでに子供の数が減少に転じていたわけです。
 そして、「高校全入」なんて言葉が生まれてきました。
 良い事なのかどうか…
 すでに、義務教育段階で「落ちこぼれ」なんて言葉が出来てきていたのに、「高等学校」なんてものに全員行くなんて…

 色んな矛盾などを抱えながら進んだ日本の高校教育の縮図みたいなのがこの辺でもあったのです。
 今から十数年前には、全国で「高校の廃校」が始まっていました。そして、地方に進出した「女子大」「短大」の撤退も続いていますね。
 この辺は近畿大学がうんと我慢して20年ほど頑張ってくれはしましたが、「近大高専(熊野高専)」の名張移転が実行されました。
 この先…
 先と言うより目前で、県立高校の統合が必要になります。
 総合高校と普通科高校の二校を維持するだけの子供が居ないのです。
 高専が居なくなっても困らなかったくらいなのですが、子供は減る続け、誰が考えても二つは無理です。
 片方3クラス、もう一つが2クラスなんて高校を存続させる方がおかしいですからね。
 でも、誰が考えてもおかしいのに、考えるのが怖いから「考えない」のです。
 高専の移転でも20年以上前からここでは無理なのに言うことがタブーだったのです。

 対策なんてありません。
 何しろ、「子供を生む」しかない話ですから…
 今すぐ生んでも高校の入学まで15年掛かるのです。
 日本国に人口が1/3減るのがほぼ確定しているのですから…
 人口が寿命の延びのおかげで、わずかずつでも増えている時代に田舎では子供も総人口も減り続けていたのですからね。

 誰が悪い???
 国の方針が悪い???
 世界中の国で「都市への人口集中」が起きています。
 先進国では高齢化少子化が始まっています。
 国ではなく、「人間の思考回路」がそうなっているのでしょう。
 レミングがただひたすら行進するように、人類は文明とともに滅び理法工に煤s無のかもしれません。
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 まあ、恐ろしいことは抜きにして…
 去年の秋、「紀南高等学校」では「創立50周年記念行事」が準備に入っていました。
 しかし、台風12号で学校が浸水被害にあい、一ヶ月も休校するような状態になりました。
 当然のように、記念式典は中止になりました。
 完全に復旧したこともあり、ことし行うそうです。
  日時 10月6日 土曜日
   式典 受付 午前9時
      開式 午前9時30分
      記念講演・記念演奏なんてのもあるようです。
 50年経てばOBもOGもたくさんいるかと思います。
 懇親会も かんぽの宿で夕方6時からあるそうです。
 会費4000円とか…
 
 母校を見ておくのも良いですよ。
 私の場合、母校の木本高校で残っているのは周りの槙垣だけです。後者など全部変わりましたから…
 小学校は廃校なりましたしね。



 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2012-08-15 10:43 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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